今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

聖域

2010-12-13 08:21:48 | 実践

聖域を作ってみた。

手をつけないエリアという意味ではない。

散らかり放題を許さない、きれいに保っておくエリアのこと。

どんなに疲れていても、そこだけは整えてから寝る、そんな場所。


どこがいいかな…。

家中くまなく散らかっている時、
私がいの一番に手をつけたいと思う場所は、
やはりキッチンだ。

シンクに汚れた食器が積みあがっていると、
もれなく気分が盛り下がる。

私にとっては、どこよりも一番気になる場所なんだろう。


ではキッチン。

汚れた食器を放置しない

シンクとコンロは頻繁に磨く。

寝る前に、汚れていないか、必ずチェックする。

毎晩、お弁当の下ごしらえをするので、
これはすでに8割方、実行済みだが、
自分の気になる場所だけに、徹底していきたい。


それから、和室。

先日、風邪で寝込んだ折、
見る影もないほど散らかされた和室。

あれからリカバーして、今は整っている。

この状態をず~~~~っとキープしたい。

漫画本などの出しっ放しを黙認せず、
ここも寝る前に必ずチェックする箇所にしよう。

そして、毎日、ルンバに掃除してもらう



割れ窓理論というものがある。

建物の窓がひとつでも割れていると、
残りの窓も次々と割られ、建物自体もどんどん荒廃していくが、
割れた窓をすぐに修理すると、
わざわざ建物にちょっかいを出す人はいないという。

人は元々汚い所を汚すことに躊躇いはないが、
片づいたキレイな所を汚すことには、なにがしかの罪悪感を感じるらしい。

この理論が正しいのであれば、私が和室をきれいにしておけば、
家族はそこにモノを撒き散らしたりしないはず。

……………………………多分


実験してみよう。

あまり期待はできないけど。


この手の実験は前にもしたことがある。


それは玄関の靴を揃えること

きっかけは新聞の読者欄で読んだ投稿だった。

60代のご婦人が書いた文章だったと思うが、
その方の家族には靴を揃える習慣がなかった。

いつ見ても乱雑に靴が散らばっている玄関。

そこで家族に、靴を並べて…と言うように心掛けた。

ところが何度言っても効果がない。

ご婦人は諦めて、自分で全員の靴を並べるようにした。

くる日もくる日も、誰にも文句を言わず、もくもくと並べた。


すると1年後、いつの間にか、家族全員が、
自分の靴をきちんと揃えて家に入るようになったそうだ。

めでたし、めでたし



この投稿を読んで、我が家の玄関を見た。

4人家族(+犬)なのに、
一体何人いるんだ…というほどの靴が、左右バラバラに散らばっている。

靴だけでなく、鞄や上着や傘や宅配便で届いた箱まで玄関に置きっ放し。

玄関は家の顔である。

我が家に来る人は、すべからく玄関から入ってくる。

一番人の目に触れる場所が、とても汚い。


とりあえず、玄関がキレイだったらいいなぁ・・・と思ったのが始まりだった。

もちろん家族にも協力を要請したが、
その日から寝る前に必ず、余分な靴は下駄箱に入れ、
出しておく靴はきちんと揃えることにした。

靴を揃えることなど、1分もかからない。簡単な作業だ。

でも簡単だからこそ、ま…、明日でいいか、面倒くさいから…、
腐るもんじゃないし…ということになりやすい。


だけど私は、1年後に家族が自発的に靴を揃えてくれるようになることを夢見て、
毎日、靴を揃えた。


三日坊主が常の私だが、
自分でやろうと決めたことだから、1日も欠かさず実行した。

あれから9年、家族はまだ自分で靴を揃えない



だから割れ窓理論にも過度の期待はすまい。

ダンシャリアンの自己満足で終わってもいい。

ひでこ先生も、他人に期待するな!…と仰った。

私が片づけたいから、片づける。

そんなスタンスで、聖域を守ってみよう。



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