静謐って、こんな字を書くんだ。
1 静かで落ち着いていること。また、そのさま。「深夜、書斎に過ごす―なひととき」
2 世の中が穏やかに治まっていること。また、そのさま。「―な世情」 by大辞泉
辞書にはこうあるけれど、もっとこう…なんて言うか、
清々しさとか、畏怖の念を抱かせるような神聖な感じ…とか、
私の中では、人の世の汚れとは無縁なニュアンスがある。
もちろん散らかったとか、片づいていないとか、モノが溢れているとかは論外で、
まさに対極にある状態だと思う。
そんな静謐な空気を、最近、ほんとに時々だけど感じることがある。
汚れ物を全て片づけ、磨き上げたキッチンに、朝一番に、足を踏み入れた時だ。
余計なモノは何もなく、シンクも天板もコンロもピカピカ、
そこに朝の光が差し込んでいる。
朝早いので音も無く、
視界や心を乱す色も形も無く、
何もかもがしっとり落着いた中に、ただただ光が満ちている。
寝ぼけ眼で入ってきても、「おや…っ」と思う。
空気が何か違うのだ。
大げさかもしれないけれど、“静謐”という言葉が頭に浮かぶ。
なんとも清々しい1日の始まり。
とても気持ちがいい
ひでこ先生は神社が大好きだ。
月初めには、白山比神社への参拝を欠かさない。
セミナーで全国を周る際も、時間があると現地の神社を訪ねておられるようだ。
神社の敷地全体に漂う、静謐な空気が好きだと仰る。
本殿も参道も大木に覆われた敷地も、
そこに満ちる空気は、我々が日常生活を送る、雑事と雑念に溢れた下界とは異なると。
「断捨離に通ずるものがあるでしょ?」とにっこり
はい、確かにそうですね。
神社と我が家の小さなキッチンを比べるなんておこがましいが、
片づいて拭き清められた場所は、漂う空気が違う。
とても清々しくて、気持ちが良くて…
私は、この静謐さが好きだ
一旦はきれいに片づけても、その状態をずっとキープできないことが目下の悩み。
だけど、この気持ちよさを肌で感じ、
好きだなぁ…と深呼吸する瞬間を重ねていけば、
またこの空気に包まれて過ごしたいと自然に思うようになる。
人は他人にあれこれ指示・命令されても動かないが、
自分が心からこうしたい…と思えば、自然と身体が動く。
だから積み重ねていきたい、
キッチンの空気を心地よいと感じる朝を。
そのためには、前日の夜、少々頑張らないといけない。
きれいな状態にしてから寝る、これを徹底すれば、幸せな朝は確実に増えるはず。
気持ちいい朝を迎えたいかーーー?(ウルトラクイズ風)
は~~~い
私は毎朝、特大と大と中のお弁当を作るが、
清々しいキッチンで、目覚めのコーヒーを一杯飲んでから取り掛かると、
手際が格段にアップする。
お弁当にかける手間も愛情も増幅され、
朝ごはんも、ついもう一品行くか!…って気持ちになる。
そして、朝が苦手なのに、朝からそんなに頑張れる自分が、ちょっと好き
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