今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

断捨離講座in金沢・実践編

2011-06-21 20:21:53 | セミナー

断捨離講座in金沢が終了した。

ガイド編、意識編、実践編の全3回コース。

地元なんだから…と無理にお願いして、3日に分けた。

他の街では、同じ内容を、土・日にまとめて一気に学ぶ。

出かける手間は少なくて、ある意味、ラクかもしれないけれど、
講義内容の消化吸収には、負担が大きいように思う。

だって本当に盛りだくさんだから!


断捨離はただの片づけ術に留まらない。

本当に奥が深くて、これでOK…というゴールはない。

心の中にまでプローブを伸ばし、自分が長年、ひた隠しにしていた諸問題をあぶりだす。

目を背けてはいたけれど、本当は自分をとてもとても苦しめていた根本的な問題。

絶対、解決なんかできない、答なんかあるはずない!…と半ば諦めていた問題。

だけどもし解決できたら、
どんなに気持ちが軽くなるだろう…、
毎日がどんなに充実して、楽しく感じられるだろう…と思っている問題。

そんな深い悩みにまで言及していく断捨離。

でもそれもこれも、スタートは住まいに堆積する不要物の排除から。

心の問題は分かりにくいが、断捨離はとても分かり易い。

自分が行動することで、目に見える結果が出る。



「断捨離って、すごい!

こんなに奥が深いとは、想像もしてなかった!」

「宗教みたいな話だったらどうしよ~~と心配してたけど、全然違う。

今まで自己啓発系のセミナーに何度か参加したけど、なんか違和感があって…。

今回はしっくりくるし、納得できる。」


休憩時間にいただいた感想だ。


わざわざ3回に分け、間に1週間挟むことで、
講座で学んだことをじっくり反芻したり、実践してみたりする時間が生まれる。

その過程で疑問や質問が出てきても、次の回で直接、ひでこ先生に尋ねられる。

そうやって定着させながら、ステップアップしていく方が、ラクを上回る利点があると思った。


…だが、加速度的にご多忙になって、
月の3分の2は、出張で地元にいらっしゃらないひでこ先生。

この方式も、もしかしたら今回が最後かもしれない。




最終回の実践編も相変わらずの絶好調。



見たってちょ、この楽しそうなお顔

全国各地のセミナーで、毎回同じ話をするのに、飽きませんか?…と聞いたことがある。

でも全然、飽きないとのこと。

各講座、テーマは同じでも、それぞれ独自のカラーがあり、
その時々の流れや要望に応じて、話したいことが湧き上がってくるのだとか。

100人、200人を前に講演するよりも、
30~40人規模で、受講生さんのニーズを肌で感じ取りながら講義をする方が、実はお好きらしい。


…で、金沢の受講生さんを前にして、今回、まず仰ったのは、挨拶のこと。

ひでこ先生は、挨拶をとても大切にしている。

たとえ、家に誰もいなくても、帰宅したら「ただいま」と言う。

その時に、「なんだこの汚い家は」ではなく、
「あ~~、帰ってきてよかった。ほっとする」と思える家だと、いいな。


住まいを整える、つまり家のメンテナンス、平たく言えば家事労働、
この部分を楽しめたら、生きることは楽しく、そしてラクになる。




モノの価値は自分が決める。

たとえば、戸棚の奥に仕舞いこんである、あの高級ブランドのカップ。

私が日常的に使うなんて、もったいない!

でも何がもったいないのか?

使われもせず、暗い戸棚にずっと保管されている事の方が、もったいないのでは?

これは自分が自分に許可を出していないからだ。

無意識のうちに、こんないい物は自分には相応しくないと思っている。

いきなり10万円のカップは敷居が高いけれど、
とりあえずおまけで貰ったカップはやめて、3000円くらいのカップを使う許可を出してみては?

そのカップに慣れてきたら、次はもっといい物を使ってみたい…と思うようになるかもしれない。


低いセルフイメージに基づかず、
人がなんと言おうと、自分に相応しいモノは自分で決める。

これはカップに限ったことではない。

誤解してほしくないのだが、断捨離は高価な品を推奨しているわけではない。

ただモノの価値は、自分で決めようと提唱しているだけだ。

値段や希少価値やブランドバリューではなく、
私が慈しんで、大切に思うモノが、私にとって価値がある。

その揺るぎないスタンスが、断捨離のベースだ。



リピーターさんの中に、バーゲンに行くのはやめた!…という方がいた。

お得感に惑わされ、本当にその品物が欲しいかどうかではなく、
こんなにいいモノをこんなに安く買えた私に焦点が当たっていた。

本当に欲しいモノは、定価でも欲しいモノ。

そう思ったら、バーゲンに行く気が失せたとのこと。

現在、彼女のお宅は、モノが厳選され、
ダンシャリハウスも顔負けのすっきり空間に変身したらしい。

そして彼女自身、とても活き活きして、日々の生活をとことん楽しんでいる。



(講座のレポート、つづく)



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