ついに始まった。
昨年11月の断捨離講座in金沢の直後、
突然、決心したキッチンリフォーム。
特に壊れているわけでもなく、
そこそこキレイで、不足はない。
だが…、とにかくシンクが使い難い。
16年前、1戸建てを購入することになった。
ほとんど臨月で肩で息をしていた私は、
一世一代の買い物だというのに、心ここに非ず状態。
どんな家がいい・・・とか、
新しい家でどんな生活をしたい…とか、じっくり考える余裕はなかった。
今から考えると、とてつもなくもったいないことではあるが、
あまり深く考えず、設計士に丸投げした。
そのつけは、すぐに回ってきた。
入居してほどなく、キッチンの使い難さに気が付いた。
設計士さんは男性で、
おそらく台所に立つ人ではないのだろう。
家事動線が熟考されておらず、
余分な動きや手間が、あちらこちらで必要となった。
そして一番閉口したのが、当時主流だった親子シンク。
メインシンクの横に、おまけ程度のシンクがもうひとつ。
水を溜めて野菜や食器を洗うといいらしいが、
中途半端なサイズで、
しかも食器洗浄機とは反対側にあったりして、
とにかく役立たずだった。
結局、生ごみの一時置き場にしたり、
まな板をかぶせて調理スペースとして使ったり、
本来のお役目を果たしたことは、ほとんどない。
使い難いなぁ…とは、ずっと思っていた。
だけど、料理教室をしているわけでもなく、
ましてや料理に至上の喜びを感じているわけでもない私が、
使い難い…なんて、そんな甘えた理由で、
リフォームを考えることなど、許されない。
だから、調理中にスペースがなくてイライラしながらも、
こんなもんだ…と自分を納得させていた。
こんなもんだ…。
私に相応しいのは、こんなもの。
使い難かろうが、気に入ってなかろうが、
私には、このくらいが、ちょうどいい。
いつからだろう。
自分に制限をかけるようになったのは。
贅沢なことやモノを、自分に与えるのは、
もったいないと思うようになったのは。
断捨離って、本当に面白い。
モノを片づけることで、心の中も同時に片づく。
これまで自分に許可していた、どうでもいいモノや、
ありあわせのモノや取りあえずのモノを、
自分の好きなモノに入れ替えていくことで、
セルフイメージが向上する。
お気に入りを選ぶとは、
自分の気持ちを大切にする行為。
これまであまり大切に扱われなかった自分を、
まず自分が大切にし、もてなす行為。
自己肯定感が育まれないはずがない。
私は、こんな素敵なモノを使ってもいい。
私は、こんな高価なモノを使ってもいい。
何故なら、私には、それだけの価値があるから。
自分のことを好きになれなかったり、
自分はダメな奴…と思っていたり、
常に人が羨ましかったり、
こんなはずじゃなかった…と後悔ばかりしていたり、
こんな自分じゃ、誰にも愛されないと悲観したり、
それもこれも、根本原因は、損なわれたセルフイメージだ。
「傷ついた心を癒して、
セルフイメージを修復しましょう。」…なんて言われても、
具体的には、なにをどうしたらいいのか、分からない。
心の問題は、目に見えない分、アプローチが難しい。
だけど、断捨離の着手点は、いつも単純明快だ。
目の前にある、不要・不適・不快なモノを取り除く、
…ただそれだけ。
でもその単純な行為を繰り返していくことで、
いつの間にか、損なわれたセルフイメージが回復していく。
そして、私には絶対もったいなさ過ぎる…と、
最初からその可能性すらシャットアウトしていたことにも、
許可が出せるようになるのだ。
私のキッチンリフォームのように。
誰かに、「贅沢ね~~」と言われたとしても、
今の私は全然平気だ。
料理上手じゃなくたって、
快適なキッチンで過ごしてもいいと思っているし、
そのことに罪悪感もないから、
「その通りだね。」と笑っていられる。
そしてもうひとつ。
長男が進学で上京し、
2年後には娘も巣立っていく。
子育てを終えた私が、
これからどんな生き方をしたいのかと考えた時、
頭に浮かんだのは、
この家を人が集まる家にしたい…ということ。
漠然とした考えで、まだ具体案はないけれど、
人が集まり易い家の要は、やはりキッチンじゃないかと思った。
だからオープンで、
お客様が気軽に入ってこれるキッチンにしたい。
文句ばっかり書いたけれど、
育ちざかりの子供たちの食を賄ったのは、このキッチン。
16年間、本当にどうもありがとう。
自分に許可を出すことをためらっている方、
自分にはそんな資格はないから…と思っている方、
自分はこんなモノでちょうどいい…と諦めモードの方、
もしかしたら、原因はセルフイメージにあるかもしれません。
セルフイメージが傷ついたまま生きるのは、とても辛いことです。
断捨離にトライしてみませんか?
うまくいけば、自己肯定感が著しくアップします。
残念ながらうまくいかなかったとしても、
少なくともお部屋はすっきり片づきます。
私が体験したセルフイメージの変化は、誰にでも起こりえます。
金沢断捨離会では、
多くの仲間と一緒に取り組む、断捨離マラソンを企画しています。
間もなくスタートします。
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