リフォームを始める前に私がすべきことは、
キッチンにある全てのモノを撤去すること。
全てのモノ…とは、文字通り全て。
引出しも棚も開きも吊戸棚も、
全部空っぽにしなければならない。
これまでキッチンは、何度も断捨離している。
毎回、もうこれ以上、断捨るモノはない!…と思うが、
少し時間がたつと、またぞろ出てくる。
これは自分の基準が厳しくなった、
厳選レベルが上がった、
…つまり、ダンシャリアンとして成長しているということ。
やましたさんは、これを「らせん階段を上るように」と表現する。
上から見ると、同じ所をぐるぐる回っているだけだが、
視点を変えて横から見ると、高度はどんどん上がっている。
らせん階段を上るがごとく、
私もハードルを少しずつ高くしながら、
けっこう処分してきた。
新たに買い足したモノもほとんどないから、
いくらなんでも、もうそんなにはないはず。
楽勝だな
しかし、いざモノをダンボールやカゴに詰め始めると、
えっ?
…っと、我が目を疑う事態に。
詰めても詰めても、モノが出てくる。
準備したダンボールは、すぐ足りなくなった。
元々収納スペースの多いキッチンだったけれど、
まだこんなにモノがあったんだ…。
だけどこれだけのモノ、果たして必要か?
使っているのか?
これから使うのか?
いや…、甘い基準の名残りの品々もけっこうある。
でも、これって、いい機会かもしれない。
キッチンにある全てのモノを、
平面に並べるチャンスなんて、そんなにない。
全体を把握して、
今の自分の基準にマッチした量に絞り込む。
らせん階段のもっと下に居た時には、捨てられなかったけれど、
今ならズバズバいけそうなモノ、いっぱいありそうだ。
新しいキッチンでは、収納スペースを削減する。
「収納スペースはいっぱい欲しい」と言う施主はたくさんいるが、
もっと絞るから削減して…という依頼は珍しいらしい。
でも大きな吊戸棚よりも、
天井付近には、ぽっかり大きな空間が欲しいと思う。
そこを閉鎖するよりも、
空気が流れ、気が流れる通り道にしておきたい。
完成まであと1週間、
工事中は家にいなくちゃいけないから、時間はたっぷりある。
ふふふ、腕が鳴るぜ
なんにもなくなったスペース。
ただいま、電気屋さんと配管屋さんが作業中。
ドリルやハンマーの音が響き渡る中、
私は断捨離マラソンの準備をしています。
当初の予想を上回るお申し込みをいただき、
身の引き締まる思いです。
私の断捨離は、超ゆっくりペースで始まりました。
どうして、あの人みたいに、ちゃっちゃっとできないんだろう…。
どうして捨てたいのに、捨てられないのだろう…。
どうしてこんなに迷うんだろう…。
どうしてやる気になれないんだろう…。
いくつもの“どうして”がありました。
でも今となっては、
迷ったこと、後戻りしたこと、停滞したこと、焦ったこと、
その全てが貴重な財産です。
自分の体験が皆様のお役に立つことを信じて、
間もなく、断捨離マラソンをスタートさせます。
一緒に走ってみたいと思われた方は、
どうぞ金沢断捨離会のメルマガにご登録くださいね。
金沢断捨離会メルマガ登録
ブログランキングに参加しています。
↓クリックで応援していただけたら、嬉しいです。
◆やましたひでこ・オフィシャル・ブログ
断捨離」〜断捨離で日々是ごきげんに生きる知恵
http://ameblo.jp/danshariblog/