娘が机を買い替えることにした。
小学生から使っていた学習デスクから、
なんの変哲もないフラットな机、
むしろテーブルと言ったほうがしっくりくるような、
大人っぽい机にしたいとのこと。
今年大学生になった息子は、
自宅では、勉強しないと決めていた。
立派な机はあったが、常に物置き状態で、
そこに参考書やノートが広げてある光景をついぞ見たことがない。
だが娘は自分の部屋で勉強したいと言う。
誰もいない、自分の城が、一番落ち着くのだとか。
そんな風に懇願されると、
机ひとつで勉強に身が入るなら、安い物!…とついつい思ってしまう。
親ばかなのは、重々承知で、
フラットでシンプルそのもののデスクを購入した。
家に届くのはゴールデンウィークになってから。
ただひとつ問題がある。
子供用の学習デスクには、引き出しや棚が備え付けになっている。
つまり収納場所が山ほどあって、
そこに様々な物がぎっしり詰まっている。
本当に…様々な物。
一般的に子供はなんでも集めるのが好きだが、
お片づけや整理整頓は嫌いだ。
集めた物は、ハムスターのごとく自分の巣にため込む。
要か、適か、快か…なんてことは考えないし、
縁が切れたモノを手放す概念とも無縁。
だからどの引き出しも棚もパンパンで、モノが溢れだしている。
ペン、シャーペン、シャー芯、
色ペン、お名前ペン、色鉛筆、
メモ帳、シール、お手紙、ストラップ、
プリクラ、巾着、お財布、筆箱、
リボン、紙袋、折り紙…、その他諸々、
可愛いモノも可愛くないモノも一緒くたになって、
どえらい量で詰め込まれている。
だが新しいデスクには、何も付属品がない。
本当にフラットな、ただのテーブルだ。
入れ替えに当たって、この夥しいモノをなんとかしないと、
大人っぽいデスクは、たちまち物置きと化す。
そこで、デスクが来る前に、
モノを整理しよう…ということになった。
徹底的にモノを減らして、
気持ちよい学習環境を整えたい…と本人が言い出したのだ。(←ここ大事!)
娘が自室の片づけに取り掛かったので、
私は隣の息子の部屋を掃除することにした。
あれだけ言ったにも関わらず、
部屋をめちゃくちゃにしたまま、
立つ鳥跡を濁しまくりの状態で引っ越した息子。
この汚い状態に埃が堆積していくのは、見るに忍びない。
明らかに絶対ゴミ…なモノ以外の断捨離は控えるが、
とりあえず片づけて、掃除をする。
娘の部屋から聞こえる軽快な音楽と、
ごそごそやっている気配に、
私のやる気も刺激される。
昼食をはさんで3時間、
娘と息子の部屋は、とてもきれいになった。
2部屋から出たのは、
45リットルごみ袋×4袋と大きな空き箱3個。
暖房器具や加湿器も仕舞った。
掃除機もかけて、すっきり~~~。
片づけ・掃除の後の爽快感は、何物にも代えがたい。
本当に気持ちがいい。
ふと…見ると、きれいになった机で、娘が勉強し始めたではないか!
あれだけ動いた後なのに、
片づいて気持ちがいいと、こんな奇跡のような現象も起こるんだ…。
あとは新しいデスクを待つばかり。
楽しみだ。
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