今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

掃除の神様

2011-04-11 22:32:57 | 実践

快晴の日曜日、この日は町内の一斉清掃だった。

雪融け後の屋外は、けっこう汚れている。

ゴミや落ち葉と一緒に、雪が抱き込んだ埃等が黒く厚く堆積して、見苦しいこと、この上ない。

この時期に一斉清掃があるのは、理にかなっているのだろう。

側溝や道路脇に積もった泥状の汚物を、スコップでさらっていく。

作業をしながら、日ごろ、あまり顔をあわせない隣人と近況報告をしたりして、
さりげなくコミュニケーション不足も解消できる。



朝早くから働いた私に、いいことがあった。

掃除の神様が降臨したのだ

普段は怠け者の私だが、神が降臨すると、人が変わったようにやる気の塊と化す。

滅多にないこの機会を逃してなるものか!


長靴を脱ぐ間ももどかしく、そのまま住まいのお掃除に突入した。

ちょうど春休みが終わるところで、家の中はくまなく散らかっている。

今回の降臨は、きっと取材カメラが来ることと無関係ではないと思う。

だが、どんな下心があろうと、やる気が起きたことは有難い。

他人軸に陥らないよう気をつけながら、自分のごきげんのために、家を整えよう。


まず、どこから…と考えた時、いつも最初に頭に浮かぶのはキッチンだ。

主婦の城とも言えるキッチン。

滞在時間が長く、しかもほとんど私の占有空間だから、特別な意味を持つ場所なんだろう。


・・・ということで、キッチンの掃除に着手。

私にとっての掃除は、片づけ(断捨離) → 整頓 → 掃除(拭く・掃く・磨く)を意味する。

今回は、壁際から始めてどんどん奥へ進むブルドーザー方式を採用した。

コンロを磨き、シンクを磨き、換気扇のフィルターを洗浄し、
食器棚を一度空っぽにして、中身を総点検。
ストックの食材&冷蔵庫内のチェックに、トースターと食器洗い機内部の掃除。
水切り籠やボール類の除菌・漂白。

せまいキッチンでも、やることはいっぱいある。



そして、シンク下の扉を開けた時、衝撃の事実が


なんと排水パイプの継ぎ目から水が漏れている。

パイプ下に溜まった水の量は、そんなに多くないので、
おそらくここ2~3日の間に漏れ出したのだろう。

大惨事になる前に気が付いて、ほんとによかった~~~

これもご利益かも。



キッチンを総なめにしながら、もちろん断捨離も同時進行。

過去に何度も不要品を抜き取ったキッチンなのに、またどっさり出てきた。


(不燃物だけで、こんなに!)

前回の断捨離で、もうこれ以上はない!…というほど出したはず。

だけど、あの時、捨てなかったモノが、今回は不要物として網にかかった。

以前は手放せないと思ったモノが、今回は軸のずれたモノとして認識できた。

判断の精度は着実に上がっているようだ


半年後にまたキッチンの見直しをしたら、どれだけ出てくるのかなぁ…。



この日は、昼食を挟んで午後3時くらいまで、ずっとキッチンに居た。

けっこう疲れているはずなのに、エネルギーが尽きない。

これがお掃除ハイってやつ?
(きれいになった空間の気持ちよさに舞い上がって、もっともっとと加速する


こんなこと、なかなかできないので、降臨してくれた神様に感謝



ブログランキングに参加しています。
↓クリックで応援していただけたら、嬉しいです。


まさかの自宅取材

2011-04-11 00:05:03 | 断捨離とは?

「momoさん、テレビ取材に協力してもらえませんか?」

電話の向こうはひでこ先生。

「インタビューですか?いいですよ。」

「今回は違うの~~~。
momoさんの自宅を取材させてもらえないかしら?」



え゛っ な、なんですと?



ひでこ先生のお手伝いは、いつだって、なんだって喜んでしたい私だけど、言葉に詰まった。


「momoさんのおうちに、やましたが遊びにいく、
それにカメラが付いてくる…みたいな感じで、どうかしら。
石川県では放映されない番組だし、
とても真面目に取材してくださるスタッフさんだから、安心して。」

電話口で固まった私を気遣ってくださるひでこ先生。



いや、いや、いや、いや、私がYESと言えないのは、
カメラや取材が怖いせいじゃありませんから…。

そりゃ気後れも緊張もするけど、
インタビューを受けるのは初めてじゃないし、
なんと言っても相手はプロフェッショナル、
うまいこと話を引き出してくれるので、上手にしゃべらなきゃ…なんてプレッシャーはない。



問題は


そう、問題は場所だ。



我が家を不特定多数の視聴者にさらす?

それって、なぜだか分からないけど、すごく怖い。

それこそ雑誌の何百倍も。


だって私の自宅は、まだまだ不要物で溢れている。

ブログでは、断捨離について偉そうに講釈たれてるのに、
実践はその程度?…って、きっと笑われる。


ひでこ先生の顔を潰しちゃうかもしれないし…。

そう言うと、「そんな大層な顔じゃないから」と仰る。


大切なのは、今の状態ではなく、
過去と比べて、住まいや自分がどれだけ変わったかということ。

現在進行形で発展途上なんだから、
誰と比べるわけでもないし、
もちろんがっかりしたり、評価したりすることもない。


そういえば、そうだった。

ひでこ先生とは1年半くらいのお付き合いだけれど、
私が迷ったり、執着したり、後退したりを嫌になるくらい繰り返したにも関わらず、
「さっさと捨てなさい!」と叱責されたことは一度もない。

無きに等しい成果の報告を、いつもニコニコして聞いてくださった。


「そんなモノは捨てたら?」と言われたこともない。

どんなに時間がかかっても、私が自分で判断するのを、忍耐強く待ってくださった。


けっこう醜態をさらしてる。

だから今更、がっかりされることもないかな…



私は何が怖かったんだろう。

一体、誰に何を証明しようとしていたんだろう。


ありのまま、このままでいいのに。



「私たちは、他人に住まいを見られそうになると、
どうしてこんなに抵抗するのかしらね。」…と、ころころ笑う先生。


先生、それはね、私に限って言えば、
人様には実際以上にいいとこ見せたいと思っちゃう、見栄っ張りの俗物だからです。



数分後、うまく丸め込まれた 説得された私は、取材を受けることにした。



だけどそんなに悟りきったわけでもないので、
普段より、少々ピッチをあげて、お掃除しようかな…なんて思っている。


 ブログランキングに参加しています。
↓クリックで応援していただけると嬉しいです。


靴がいっぱい!

2011-04-05 20:24:21 | 日記

被災地で靴を求めているという情報を見つけた。

衣類の配給は始まったが靴までは及ばず、
ほとんどの人が逃げた時に履いていた1足しか持っていない。

瓦礫に埋もれた現地で作業をしたり掃除をしたりするための長靴、運動靴、安全靴などが不足している。

現地で受け取って避難所や役所に届けてくれる人がいるとのこと、
さらに詳しく調べて、求められている種類・サイズ・条件を確認のうえ、
使っていない靴があったら一緒に送りませんか?…と数人に声をかけた。


…そしたら、すごいことになってしまった。

作業用だから新品である必要はないと伝えたのに、
未使用品を含む比較的新しい靴がどんどん届けられ、
我が家の玄関は今、東北行きを待つ長靴とスニーカーに埋め尽くされている。




みんな考えていることは同じなんだ…。

水も食料も電気も十分にある地域に住み、
これまでと変わらぬ便利な生活を営みながら、
被災した方々に何もできない自分の無力さに、歯がゆい思いをしている。

どんな小さなことでもいいから、被災された方々の役に立ちたいと願っている。


募金はした。

買占めもしていない。

北陸からは融通できないと知りつつ、節電もしている。

…だけど、もっと他に何かできることはないだろうか?

今、現在、すべてを失って、避難所で暮らす方々に、自分がして差し上げられることって何だろう?


義援金の分配には、まだまだ時間がかかりそうだ。

でも、援助は、今、必要なのだ。



ダウンコートやスキーウェア等は、春まだ浅き東北なら、5月くらいまで重宝するだろう。

でも一体いつ、誰に、どうやって物資を届ければいいのか、分からない。


そんな思いを誰もが抱いていたから、
私の呼びかけに、たったの2日で山のような靴が集まった。


私の仕事は、靴紐を結び合わせ左右ばらばらにならないようにして、
ついでに虫干しして、必要ならファブリーズして、箱詰めして、現地へ送ること。


自己満足…かもしれない。

でも、欲しいと言う人がいて、送りたいと思う人がいる。

文具・絵本・ランドセル・通園バッグ、
個人規模だったり、NPO団体だったり、自治体だったり、
ある品目に特化して収集し、被災者の手元にまで届ける活動も少しずつ始まっているようだ。

みんなが何かしたい!・・・と思っているその気持ちを生かす活動、仕組み、組織、
自粛、自粛だけではなく、
今、被災地以外に求められるのは、そんな動きなのかもしれない。



東北にも早く春がきますように。

 





断捨離レッスン“俯瞰”

2011-04-02 09:19:10 | 断捨離とは?

断捨離ハウスでフォローアップの1日講座を受けた。

集まったのは7人。

そのうち4人はまったくの初対面で、断捨離歴5年くらいの大先輩だった。

5年…と言えば、ひでこ先生が断捨離講座を始めた当初からの受講生。

つまり先生と一緒に、断捨離という経典を紐解き進化させてきた、立役者のみなさん?


キャリアに雲泥の差があるにも関わらず、
先輩ダンシャリアンの面々は、ひよっこの3人を温かく仲間に入れてくださった。

ほんとに凄いと思ったのは、
みなさん、とてつもなくパワフルで前向きでキラキラしていること。

アラ還くらいの女性が、自分の夢について、とうとうと語る。

大きな夢があって、その実現に乗り出している…と。

目が輝いていて、言葉も弾んでいる。



すごい!…そしてカッコいい!


そこには言い訳がない。

できない理由を並べ立て、己を納得させるような逃げの姿勢がない。

何歳になろうが、人は夢を語っていいんだ・・・。

それって、とっても素敵なことだ。



そんなトレビア~ンなお姉さま方と、この日学んだのは、俯瞰(ふかん)について。


俯瞰とは、高いところから見下ろして眺めること。

断捨離セミナーでも、ちょっとだけ触れたが、
今回は俯瞰にテーマを絞って、さらに突っ込んで学ぶ。

俯瞰とは何か、その視点を実際にはどう使うのか。

幾つもの例題で、物事を俯瞰して見る練習もした。


そして結論は、私の仕事は何かということ。

使命と言い換えてもいいと思う。

今、ここに生かされている自分。

一体なんのために生きているのか。

どんな仕事をするために生きているのか、

どんな使命を全うするために生きているのか。

自分の人生を、一歩引いて高い所から見下ろしてみる。

目先の細々したことではなく、大きな意味をつかむ。



“仕事”とは必ずしも、経済活動のことではない。

自分が生きているという事実をかけて、何を目指していくのかということだ。



たとえば、「みんなを健康にする仕事」や「笑顔を増やす仕事」や「愛情を増幅する仕事」。


これは究極の俯瞰、人生の俯瞰だ。



ちなみにひでこ先生の仕事は、「人を応援する仕事」だそうだ。

本当にその通り、ぴったりなお仕事だなぁ。



断捨離は住まいの片づけから始まって、心の片づけに及び、
ついには人生の俯瞰にまで到達する。

これがただの片づけ術ではなく、生き方そのものだと思う所以。



俯瞰…だなんて、難しそうに聞こえるかもしれませんが、
断捨離の最初の一歩は、目の前の不要物を手放すことです。

基本は一貫して変わりません。

そのモノが、今の自分にとって必要か否かをひとつひとつ判断していきます。

その過程で、執着やしがらみや罪悪感等も一緒に手放し、心の中まですっきり整えます。

断捨離にゴールはありません。

生き方ですから、一生続きます。

こんな断捨離に興味ありませんか?


断捨離セミナーin金沢を、6月に開催します。

受付開始は、今月の第2週頃になります。

乞うご期待!




↓ブログランキングに参加しています。