ソロモン流は好評だったようだ。
放送終了後、ひでこ先生の元には、「いい番組だった!」と電話が何本も入ったとのこと。
なんでもかんでも無差別に捨てる…と、
とかく誤解を受けがちな断捨離が正しく伝わったんなら嬉しいな。
ディレクター兼カメラマン兼荷物持ちのカオルさん、お疲れ様でした
先週発売になった、やましたひでこの新刊「俯瞰力」と、
ムック「運がひらける断捨離生活のススメ」も、どうぞよろしく
(巻頭の3分で分かる断捨離は画期的!)
(図解や写真が多くて分かり易い。momoとEMIさんの体験談もアリ)
先週、義理の母が突然、歩けなくなった。
御年八十八、普通に考えれば来るべきものが来た感じなのだが、
とにかく元気で健康でしゃきしゃきしていた人なので、正直、面食らった。
動かすと股関節の辺りが痛くて、立ち上がれない。
骨の問題なのか、それ以外の問題なのか、大学病院で検査をした。
ところが、画像が悪かったのか、今回の検査では診断がつかず、
来週、また検査をするから、それまでは自宅待機と言われた。
88歳の老人が、動けなくて日常生活に支障をきたし、
痛み止めも効かなくて苦しんでるんだから、
検査まで入院させて欲しいと頼んでみたが、
最近の大学病院は、治療方針が決まるまでは入院させてくれないらしい。
這ってトイレに行くような状態なのに、冷たいなぁ…。
でも次の検査までの10日間、とにかく自宅で過ごさなければならない。
つい先日までは元気だったので、もちろん介護認定は受けていない。
義姉夫婦と協力してサポートしなければ。
…というわけで、日曜日に夫と富山の実家を訪ねた。
動けないけれど、意外と元気そうで、受け答えもはっきりしているので、ちょっと安心。
何をして欲しいのか希望を聞くと、冷蔵庫が気になると言う。
ははぁ…、分かるよ、その気持ち。
台所を預かる者として、食品の管理は要だ。
腐った物が入っていたりしたら、すごく嫌だろう。
私だって、以前は何が堆積しているから分からない、野菜室が苦痛だった。
時々異様な臭いも漂ったりして…
それでは!…と冷蔵庫クリーン大作戦に突入した。
中身を全部出してみると、えええええっ?
手つかずの10個入り卵パックが3つも出てきた。
そのうち2つはとっくに賞味期限が切れている。
缶に入ったカレー粉。
ルーじゃなくて、カレー粉だ。
そんなに料理が好きでもないお姑さん、一体何に使ったんだろう?
しかも賞味期限は2004年
牛乳の1リットルパックが4本。
賞味期限は全部同じで、あと3日。
納豆パックもいっぱい。
半分以上がもう食べられない。
お姑さん、…もしかして、無計画?
だけどこんなことで怯む私じゃない。
古い食品はすべて廃棄した。
それから庫内の棚板や付属品は全て外して洗浄&除菌。
冷蔵庫を風呂場に持ち込んで、丸洗いしてやりたいほどの汚れようだった。
きっとず~~~~~~~~~っと、おそらく買ってから1度も掃除してないのかも。
いいさ、いいさ、以前は私も似たようなものだったんだから、こういうのもアリって分かってる。
冷蔵庫をピカピカにした後は、シンクに挑む。
本当は掃く・拭く・磨くよりも、断捨離したいけれど、
ここは義父母の家なので、ぐっとこらえて、ひたすら掃除。
洗い桶も水切り籠も黒ずんでヌルヌル
シンクのゴミ受けなんて、もう言葉にできない。
どこもかしこも埃とカビだらけ。
イチイチひょえ~~~っと思っていたら仕事にならない。
心を無にして、磨きまくる。
擦るべし、擦るべし、擦るべし!
そうして3時間が過ぎ、
指紋も消えるほど手がふやけた頃、なんとかシンク周りだけはピカピカになった。
ここが自分の住まいなら、
いやせめて自分の実家なら、ガンガン断捨離して、
もっともっと居心地の良い空間にできるんだけど、残念だなぁ…。
義父母のキッチンで作業しながら、ふと思ったこと。
私…、空間をきれいにしたい…という気持ち、前よりもずっとずっと強くなっている。
それは不要物がなく、片づいた空間の気持ちよさを、自分で体感しているから。
あの清々しさのためなら、労働も厭わない自分に、変化してきているから。
これはまぎれもなく、断捨離の副産物だ。
「また来るね~~」と手を振って、富山を後にした。
妙に気持ちのいい夕暮れだった。
断捨離で↑のような変化を体験しませんか?
断捨離講座in金沢は、6月2日、9日、16日の3週連続講座です。
お申し込みはこちら から。
ブログランキングに参加しています。
↓クリックで応援していただけたら、嬉しいです。