スモークフィルム。

妻の車にスモークフィルムを貼る。
最近の車は、スモーク調のガラスが標準設定されている為、ほとんど貼る事がなくなった。
もうかれこれ、10年は貼っていないだろうか・・。

近くのカー用品店に行き、適度な長さを購入。

血液型で人を判断するつもりは無いが、Ａ型の僕はちょっと几帳面。
手始めに、簡単そうなサイドガラスから・・。
長い間のブランクが、手順を忘れ戸惑わせる。ふと、妻の言葉が脳裏をよぎる。
「外から見えなくなればいいから・・。ツギハギでもいいよ！」と・・。
こんな言葉を言われたら、逆にムキになり、絶対に綺麗に仕上げてやると思っていた。
「あれっ？スモーク貼ってたっけ？」
「いや、貼ったの。」
「そうだよね～、無かったよね。自分で貼ったの？」
「旦那に貼ってもらったんだ」
「綺麗に貼れているね。すごいね・・。」と、妻が友人と会ったら当然こんな会話のやり取りがあるだろう・・。そのために気合を入れたんだ。
「旦那に貼ってもらったんだ」
「なんか汚いよ・・。」ってことにならないように。

しかし、少しの失敗を、「まあ、いいか！」と片付けて、次のガラスで、また「まあ、いいか！」と、「まあ、まあ」が次第に大きくなる。
最初の意気込みが何事も無かったかのような、落ち着きを取り戻してしまった。
感覚が麻痺している。もはや、「どうでもいい！」と・・。
う～ん、難しい。今度やり直そう・・。