2005年 「生きている大和川」を発刊 読売新聞の記事から
大和川の生物紹介 兵庫・川西のNPO出版
大和川に生息する動植物を紹介した「生きている大和川」
◆魚やサギ類300種以上 奈良県内小中学校に1500冊贈る
NPO法人「野生生物を調査研究する会」(兵庫県川西市)は、大和川に生息する魚や昆虫などを紹介した「生きている大和川」を出版した。同会の今西将行理事長は「大和川は、全国の河川で汚染度のワーストを争うとされているが、多くの動植物がいることを知って、川を大切にしてほしい」と話している。
同会は、これまで、兵庫県内の3河川について、同様の本を出版、小中学校などに寄贈し、保護者や子どもたちから好評を博した。このため、各都道府県の川についても調査をし、本にすることにした。
同会は、大和川にいる生物を月1度、2年間にわたって調査を実施。本の中の生物の写真は、はく製を除いて、すべて同会メンバーが撮影した。
メダカやドジョウなどの川の中の生物のほか、川の周辺にいるクワガタムシやトンボといった昆虫類なども含め、300種以上の生物の写真を掲載。アオサギなどのサギ類などもあり、今西理事長は「川に餌があるからこそ、サギも川へ来る」と話し、「汚染された川」との誤解を解く一助になればとしている。
同会は、1500冊を奈良県内の小中学校に寄贈。
(2005年08月20日 読売新聞より)
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