ドクダミ(ドクダミ科)
この梅雨の時期に、十字の白い花をつけます。
漢方薬(かんぽうやく)に使う野草の一つです。正式な名前(標準和名)は、ドクダミといいます。
じつはこの白い花の部分は葉が変化したものです。花びらはなくおしべとめしべしかありません。
やや湿ったところに生えます。
地下茎でどんどん増えていくため、 花壇に入るとこまりものになります。増えると一面のドクダミの群生となることもあります。
手で折り取ったりすると白い液を出しどくとくの匂(にお)いがします。
この匂いがどちらかというと臭(くさ)いにおいなので、嫌(きら)われ者です。でもこの時期に茎(くき)から上を摘(つ)み取って、陰干(かげぼ)しで乾燥(かんそう)させて保存すると薬になります。(花も葉も全部摘み取ります。)
毎日煎(せん)じてお茶代わりに飲むと十通りの効き目があるということから十薬といわれています。
健康茶の材料としてドクダミがはいっているのもあります。そのため、 有用植物として栽培されています。
おもしろいことに、加熱すると臭いは消えます。
特に体内の毒消(どくけ)しの効果が大きいので、肌が白くなり、吹き出物などが出なくなるので、女性に好まれて使われています。
味は、紅茶のような味で、紅茶のようにして出すと気が付かないくらいです。
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