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上の写真でどちらが放流のアユでどちらが天然のアユかわかりますか
(下)が放流のアユで(上)が天然アユです
外敵に取られないように迷彩色にかわるのが色がある理由
放流は、温室育ち、食べられる心配がないので銀色鱗で生活している
アユ料理の時 模様があれば天然アユ なければ飼育されたアユなので
わかります。
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2.猪名川とアユ
兵庫県川辺郡猪名川町にある大野山を水源地とする猪名川(43.2k m)と兵庫
県亀岡市を源とする一庫大路次川は、清流でアユにとってよい苔(ケイ藻やラン藻)
が生えており、それらを食んで育った、香りの良い天然アユが多数おり、大阪、神戸
から近いこともあり大勢のアユ釣り客が訪れ、また捕獲したアユを京都に売りに行っ
たり、アユ料理を出すアユ茶屋、アユ釣り客を泊める民宿を経営する等の漁業協同組
合員もおり、毎年6月から10月はアユ釣り客やアユの捕獲で大変にぎわっておりま
した。
3.アユの一生
(1)アユの寿命
アユは年魚と言われ、1年でその一生を終わります。
(2)アユの産卵期
ア アユの産卵期は9月~12月に河口近くで産卵し、産卵を終えた親アユは一
生を終えます。
イ 卵は直射日光が当たると死んでしまうため、太陽光が直接当たらないように、
また、他の魚に食べられないようにするため石の裏側に石にくっついています。
(3)卵からふ化する期間
水温で異なりますが、大体2~4週間です。
(4)海や湖で過ごす期間
ふ化した稚アユは海や湖に行き、桜の咲く頃(川の水温と冬を過ごしている
海や湖の水温が同じ温度になった時)に川を遡上します。
鮭は生まれた川に遡上しますが、アユは今居る場所に近い川に遡上します。
(5)アユの川下り
太陽の日照時間が短くなる9月ごろからアユは産卵のため川を下ります。
4.「鮎」の字の由来
いろいろな説があります。
(1)アユは春先に海から川を遡上(そじよう)するため、その年の豊作、不作を占
(うらな)う魚と書いて「鮎」と書いて「鮎」。
(2)アユは岩や石に生えるコケを餌にしており、その餌場を占拠する(約1m四方)
するので、占める(しめる)魚と書いて「鮎」。
(猪名川漁協の冊子から)
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