ハルジョオン と ヒメジョオンのちがい
小学校5年の理科で、インゲン豆をつかっての発芽実験をする。
発芽には 水、空気、適当な温度が必要というのが実験の意図、そのあとは成長をみていくが、成長には日光と肥料が必要ということで、最初の科学的な植物の実験がおこなわれる。
実験に使うのは、インゲンマメ以外にはトウモロコシやホウセンカなどだが、テストに出るのは、インゲンマメやトウモロコシなので、子どもたちは、水、空気、適当な温度が刷り込まれる。
それで、今回はハルジョオンやヒメジョオンの話。
この時期だとヒメジョオンが扱いやすいかもしれませんが、痩果(果実)を素早く、器にまいて、アルミホイルで光が入らないようにしたものとラップをまいて光がはいるものを1週間おいておく。器のなかは初に必要な水は適度に必要だが、結果はアルミホイルの方は発芽するが、ラップのほうは発芽しない。
これは「光発芽」といい、高校の生物で学習する。小学校で学習した光は発芽に必要ないことをインゲンマメなどで学習してきた子どもはなかなかこのことには納得しない。
光発芽の植物はレタスやバジルがあげられ、農家の人はよくご存じなのだ。
発芽と光の関係を小学校でとりあげると、子どもたちが混乱するからというりゆうもあるだろうが、実際にいろんなものを発芽させて育てることが大切だと思うのだが、・・・。
春になるとよく見られる野草にハルジョオンがあります。でも5月の中ごろぐらいからハルジョオンによく似たヒメジョオンという花が見られます。関西では5月中ごろから6月はこの二つの花がまじって咲いていることが多いです。そこでこの二つの花の見分け方です。いちばんかんたんな方法がカッターナイフで茎(くき)を切ってみることです。
ハルジョオンとヒメジョオンのよびかた
植物図鑑によってはハルジョオンをハルシオン、ハルジョンと書いたりヒメジョオンをヒメジョンと書いたりしていますが同じものです。
というのが今までの図鑑など書いてある内容だが、最近はほかに
ホソバヒメジョオン、ヘラバヒメジョオン、ヤナギバヒメジョオンといった種がみられるようになった。
ネットのなかでもヒメジョオンと紹介している画像を見ると明らかに葉のようすがちがうのがある。
ホソバやヘラバなのだ。
ややこしいことに、ヒメジョオンがヘラバヒメジョオンやホソバヒメジョンと交雑して、中間のものもが見らるようになってきたことだ。
山口・琉球等帰化植物図鑑 2017にはホソバノヘラバヒメジョオン〈新称〉が報告されている。
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