子守歌を 覚えていない
母の声が 思い出せない
目をつぶれば
母の笑顔が 浮かぶのに
母の 声が聞こえない
あの日から 16年
母の記憶を 少しづつ失う
人間とは かくも頼りないもの
走馬燈のように ぐるぐる巡る
記憶の 中で
確実に 失っていくものを
つなぎ止める術は ないのかと
母の日を 前に
嘆くばかりの
一日であった
母の声が 思い出せない
目をつぶれば
母の笑顔が 浮かぶのに
母の 声が聞こえない
あの日から 16年
母の記憶を 少しづつ失う
人間とは かくも頼りないもの
走馬燈のように ぐるぐる巡る
記憶の 中で
確実に 失っていくものを
つなぎ止める術は ないのかと
母の日を 前に
嘆くばかりの
一日であった
