おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

庭の法廷

2017-05-20 23:55:08 | Weblog
庭に植えた カラーが
咲き競って それぞれに
凛としている


その姿を 見ているのが好き

彼女たちも 見られるのが
好きらしい


一輪だけでも 存在感が
他を 圧倒する

それが 数輪となると

いつも 何かを語りかけてくる



あの時の 態度は卑怯だ
あの時の 行いは 女々しい
あの問いは 卑劣だ

正直に 有りのままで
生きるべきだ

彼女たちは 正義の
判定人の顔をする


そして わたしの
よき理解者でもある


わたしの庭の法廷を 常に
正義が行われるように
守っている



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偲ぶ会で

2017-05-20 12:29:07 | Weblog
逝った人を 偲ぶ会で
こころが 空っぽであることに
気づいたとき

哀しみに浸るよりも
自分の 心のあり方を
疑ってしまった

そんなに 親しい人ではない
こころが 虚ろになるほどの
思い入れも無かった

日常的な 接点が
普通に あるだけの間柄

それでも 
現世から 逝くという
離別の 重い思いが
沸いてくるのが 当然であるはず


こころに 入り込まないように
わたしは 自分の心に
バリア を張る すべを
いつの間にか 身に付けていた

無感覚になれる すべを
身に着けている 
自分に 気づいて 唖然とする
一方で
それを憐れと 
思う気持ちもある

人は かくも
複雑な 生き物である
とりわけ わたしは・・・





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