たのしいことを
書き留めて
さみしい時に取り出すと
さみしい思いは 薄らいで
喪失には無縁であったような
不思議な思いに くるまれて
わたしは 軽めの靴を履いて
三キロ先の 川べりまで
歩き続けてしまった
その川は 海まで続き
その海は かなたの岬の
その先に住む人の元へ続き
軽めの靴で
川も 海も 水面を飛び石伝いのように
軽々と 走り 飛び
いつしか その住む里まで たどり着くやもしれず
心楽しいとは
底知れない力を持つことを
すべてが プラスの力となることを
享受する
オンシジューム
花言葉 可憐・遊び心