人見知りのこと

今日は　何も　書かない日

そう決めたのに

やはり　パソコンに向かって

キィを　叩き始める




まるで　恋人に会うことを躊躇った

後の時間のように

多少　どきどきしながら

キィの音を　確かめる




自分という存在が

他の友人たちにとって

どんな　立ち位置なのか

余り気にしていなかったのに

今は　妙に　気になる




沢山の質問が

雹のように　襲ってくる

雹は　植物を叩きいためることがある

避難しなくては

怪我をする

心が　傷つく



友人たちの　にぎやかしい

話の輪に

入りかねる　心細さは

将来の　友情の輪に

取り残される　兆しかもしれない



生きているとは

なにかと　かかわりの深さ、浅さが

絆（きずな）となって　

たすけとなることもあるだろうに



今さらに

孤高の　性格を変えて　

なじむことの出来ない

小さい時からの人見知りが

どうして　急に

変えられよう

アマリリス
花言葉　誇り、おしゃべり