おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

うつし世は・・・

2017-11-10 18:00:00 | Weblog





宇宙と交信するあなたは

太陽にかざした手を

眩しそうに ながめている




電磁バリアが 

地球を覆っているので

あなたの信号は

天空で屈折して

私の胸に 届いてしまった



その日から 私の胸には

あなたの信号が

ツー ツー と

たえまなく届いて



見知らぬあなたを

思い描いて 

夢の世界に遊ぶことを覚え




乱歩のごとくに

うつし世は夢 

夜の夢こそまこと とばかり



その先の物語を

紡ぐことの 幸せを

ツー ツー と発信 



憧れは いや増し

空は 

冬の色を帯び始める・・が




カランコエ
花言葉 幸福を告げる
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恋の道程

2017-11-10 01:38:56 | Weblog


平城山 

作詞:北見志保子、作曲:平井康三郎

 人恋ふは悲しきものと
  平城山(ならやま)に
  もとほり来つつ
  たえ難(がた)かりき

 古(いにし)へも夫(つま)に恋ひつつ
  越へしとふ
  平城山の路に
  涙おとしぬ





心の中を 覗き見ては

思いもかけない 

つらさと向き合うことになる




知っていることと 知らないこととの

曖昧な 空間が

二人の間に あるときは

そのままに するのがよい




心を絞るような 切なさの向こうに

本当に 求めるものがあるのなら

傷つくことになるとしても

すべてを知りたいと思う




人を思う気持ちは

秘めれば 秘めた分だけ

たかまり

それは 嵐の前の 

高潮の厳しさに似て

防ぐすべのない 道程


シュウメイギク
花言葉 薄れゆく愛
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あなたの旅

2017-11-09 13:37:30 | Weblog




旅をしている

あてどない 旅をしている


旅の途中は 浮き草の心


夕日が沈む時には

涙をながす


涙の意味は 言わないのに

一緒に涙を流す 人がいる


朝日が昇る時には

手をかざし 幸せな顔をする


幸せな顔は 知らない人も

幸せにする


終わりのない 旅の途中は

心のふるさとを 思い出さない


ふるさとで待つ人を

忘れようとする旅なのかもしれない


あなたの

心のふるさとは いずこに・・


イブキトラノオ
花言葉 洗練





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桂の木

2017-11-09 09:12:43 | Weblog



カツラ(桂、学名:Cercidiphyllum japonicum)は、カツラ科カツラ属の落葉高木。



高さは30mほど、樹幹の直径は2mほどにもなる。

葉はハート型に似た円形が特徴的で、秋には黄色く紅葉する。

落葉は甘い香り(醤油の良いにおいに似ている)を呈する。
成長すると主幹が折れ、株立ちするものが多い。

花期は3から5月で、雌雄異株である。
雄花は細長い角のような紅紫色の雄蕊が3から5個突き出す。
雄花は紅紫色の細長い雄蕊を十数本ぶら下げる。

ウィキペディア フリー百科事典より



ハート型の葉を こよなく愛し
大空にむかって 涼やかに 枝葉を 伸ばす姿を
いとおしく 思い これまでの暮らしの中心にあった桂の木

庭に 影を作り 風を蓄えた それを去年の終わりに
地上一メートルほどに 切ってしまった。

春になれば その亡骸から たくましく枝葉が伸びて
何かを伝えようとする。

かつての 私の思いを 知っているかのように・・ 

ただの切り株になってしまった今も 私の庭にある。

それ以上 根を掘り起こしたりしないことで
私の暴挙を 許してほしい。



桂の木
花言葉 不変
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はかない恋

2017-11-08 18:47:18 | Weblog



もう二度と 

人を好きにならないときめて

自分の心の情緒的な部分に

覆いをかけて 暮らしていた




趣味のことを 手がけて

なにかを 始めようとしても

すべてが 無味で

乾いた 思いだけが

がさごそと 音を立てる




好きだった 音楽を聴いても

何も沁みこんでいかない




心の乾燥をとめるのは

あたたかい 

寄り添える心しかないと

それだけは 何とはなく

わかっているけれど




求めるものが 不確か過ぎて

幾度も 幾度も

戸惑って 引き返す




夢のような ふんわりした

憧れだけを 語るには

生きてきた年月が 長すぎる と

厳しい 自責が襲ってくる




少女のような 

無垢な恋をしたいと

いつまでも心の底で願うから

現実は その裏返しであることに

傷ついてしまう




大人になったら

きれいな恋は 

出来ないのだろうか




ながい 葛藤の果てに

小さな恋を

見つけた気がしていても

砂の城の様に

跡形もなく消え去る日までの

はかない夢


ゲッカビジン
花言葉 はかない美
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言葉の背後

2017-11-08 00:02:11 | Weblog


言葉というものは

思いを伝えるのに 

なくてならないものなのに

言葉が 疎ましく思えることがある




なにか 言葉の裏側に

魔物が潜んでいる感じが

じんわりと 感じられて

いたたまれなくなる




人には わからない

なんでもなさそうなことが

とても 重大な信号を発していて

受け止めてしまう 心を




馬鹿げたほど 敏感な心を

持つことの 意味を思い

与えられた 特別が

疎ましい時は 

鈍感で 天真爛漫な 

生き方をできる人が 

この上なく うらやましい


アベリア
花言葉 強運
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大切な・・・

2017-11-07 17:25:46 | Weblog


トンネルをぬけると

そこには

思いの湿原がつづき

かなたの空に

天女の歌声が響いているようだ




私たちは 迷いながら

湿原を横切り

背負ってきた 重い荷物を

少しずつ下ろして

ようように

見え始めた 先の時間を

手繰り寄せる




まだまだ 

道を見失いそうになるかもしれない

その危うさが 

戸惑いにつながり

後戻りしかねないけれど

互いの 励ましが

大きな迷いから 救いだす

あたたかい手となる




とりあえずは 

もう迷いたくない気持ちと

迷わせてはいけない思いやりと

出合った事のないほど

大きな心の抱擁




かなたの空にまう

天女を思い描いて

物語は クライマックスへと

導かれる


ミセバヤ
花言葉 大切なあなた
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ナンテン  

2017-11-07 03:10:20 | Weblog


花言葉は「私の愛は増すばかり」、「良い家庭」。

音が「難転」即ち「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、
鬼門または裏鬼門に植えると良いなどという俗信がある。

福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる。

また、江戸の百科事典「和漢三才図会」には「南天を庭に植えれば火災を避けられる」とあり、
江戸時代はどの家も「火災除け」として玄関前に植えられた[3]。

赤い色にも縁起が良く厄除けの力があると信じられ、江戸後期から慶事に用いるようになった[3]。
トイレの前にも「南天手水」と称し、葉で手を清めるためなどの目的で植えられた[3]。

稀に太く育ったものは、幹を床柱として使うことがあり、
鹿苑寺(金閣寺)の茶室、柴又帝釈天の大客殿などで見られる。

高さは2m位、高いもので4〜5mほど。幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしている。
葉は互生し、三回羽状複葉で、小葉は広披針形で先端が少し突きだし、
革質で深い緑色、ややつやがある。
先端の葉の間から、花序を上に伸ばし、
初夏に白い花が咲き、
晩秋から初冬にかけて赤色(まれに白色)の小球形の果実をつける。

ウィキペディア フリー百科事典 より

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追憶  

2017-11-05 08:01:49 | Weblog


毎日通る道が

街路樹も 街並みも

色褪せて見えるのは

心が 色褪せているから




目覚めた時

昨夜の涙が

朝の景色を曇らせるのは

心に涙があふれてるから




わかっているのに

抑えられない思いが

時として あふれ出すのは

切なさを隠すから




過ぎていく時間が

むなしいのは

気持ちと向き合わないで

はぐらかしすぎたから 




すべては・・

本当の気持ちを

隠すことを

美徳と思う習慣が

心を ゆがめて

素直になれないから




わたしは 私を

今日の終わりには

見捨ててしまうかもしれない

どうしようもない 

馬鹿だから


シオン
花言葉 君を忘れない
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移り変わりに・・想う

2017-11-04 17:28:42 | Weblog


すっかり 秋色になった

山すその原っぱに 分け入り

すすきの穂波を

陽射しと 秋風が

いたずらに きらめかす様を

ながめ 思いにふける




季節が 

伝えようとする なにかを

残さず 受け止めようと

立ちつくす 胸に

オーディエンスのどよめきのように

寄せてくる




それは心の中で 

枯渇(こかつ)した愛への

冷ややかな想いと

おとずれる愛の予感の

秘めたるときめきと





子供のころ

除夜の鐘の意味を 

説き聞かされたときの

漠然とした 畏怖の気持ちににて




来るべきものへの

期待と 戸惑いと

憧れと 心細さと




ああ 自然の営みは

かくも 悠然と

すべてを ともなって

訪れ 

そして また

厳然と 

去っていくものなのだ


キチジョウソウ
花言葉 よろこび
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ちぐはぐな私

2017-11-03 19:04:55 | Weblog


人と人との

かかわりを 垣間見て

塞ぎこんでしまう 

弱い私がいる



誰かと誰かの 目くばせを

眼をそらして

気づかない素振りをしても

その後が気になる 

お節介な 私もいる



好いてくれる人を

好きになってしまう

危なっかしい

頼りない 私もいる



これだけは 絶対に

譲れないと

そっぽを向く

かたくなな 私もいる




この世でおこることは

すべて この世で

解決できるというけれど

結末の見えないまま

抱いている思いの多さ




いつまでも 優柔不断な

あきらめの悪い 私と

折り合いつけて

過去に決別しなくては

明日のことを 

語る唇が 寒すぎる


コムラサキ
花言葉 知性
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けなげな・・

2017-11-03 11:08:26 | Weblog


枯葉が一枚

枝先に しがみついている

紅葉した ほかの仲間たちより

枯れ果てた 命のない様子

それでも 落ちてこない



凛と澄み切った大気

周囲に 惑わされない

自身の命を全うしようとするかのような

けなげさの姿

明日の朝には もういないかも



日々移りゆく 季節の変化に

心まで 寒々しくならないように

思いを 貫く強さを

朽ち葉の姿に 教えられる



けなげな程に 思いつめて

けなげな程に つつましく

けなげな程に いとおしく

生きていけたら 

思いがけない幸せと 遇える


サルビア・レグラ
花言葉 尊敬
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言葉の隙間で

2017-11-02 23:10:25 | Weblog


言葉足らずが 誤解を生み

言葉が過ぎれば 曲解がうまれ

言葉で 気持ちを伝え合うには

ほんとのところ どうすればいいのだろう




言葉の隙間に

思いをちりばめ

言葉で成り立つ 世界に住んで

言葉が 独り歩きし始める




置いてけぼりの 心は

どうやって 紡げばいいのだろう




一人じゃないのに

寂しい時は 

寂しいと 言ってもいいのだろうか




黙って見つめる 眼の中に

思いは 映っているだろうか




別れ際の またネ は

さらに 寂しくなるプロローグのようだ




どれだけの言葉を紡げば

心みたされる時を過ごせるのだろう 



夜の空を 見上げて

彷徨って

夢見る心を 

しあわせ と 言葉に換えて

寂しがりやを

隠そうとする


ウインターコスモス
花言葉 淡い恋
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ためらいと

2017-11-02 11:56:00 | Weblog



清流に足を浸した

そのとき

流れがどこへ行くのか

考えても見なかった



それは 

誰かへの思いを心に留め

感慨に 浸る時間ににて

意識が空間に漂い

胸の奥に沸いてくる情感を

楽しむだけのことだった



清流の行き先が

このまま 清流のままで

都会の中で 出会ったとして

もとの思いのまま

手を浸すことが できるのかと

考えてしまう



人の気持ちと

時間の移り変わりと

感情の起伏と

その空間で 彷徨って

沢山のものを

見失うことの 恐れが

ためらいを 呼ぶ



幸せは いつも

ためらいと ともにある


クジャクアスター
花言葉 可憐
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ある目撃

2017-11-01 23:54:24 | Weblog



つまずくと よろよろと

二三歩 足を送り出し

どうにか 体勢をたてなおし




コスモスが 風に揺らぐような

頼りなさを見せる初老の婦人




その手を取り 

優しく語りかける物腰やわらかい男性




心安らぐ 一枚の絵を眺めるような

切り取られた 瞬間の目撃者のわたし




あのように 豊かな光景の 

住人になりたいと 

切ない思いが胸につきあがる


オオベンケイソウ
花言葉 穏やかさ
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