黒岩涙香の代表作品の一つ、「噫無情」を第百五十二回まで掲載し、完結しました。
4月 1日から連載開始し、完結まで丸五カ月掛かりました。
パンを一切れ盗もうとして捕まり、それが元で19年間も牢に居た戎瓦戎(ぢゃんばるぢゃん)。
刑期が開けて、通りかかった町で、宿と食事を求めるが、元囚人にはだれも冷たく、宿屋でさえも、食事も宿も提供しない。
結局この町の教父に感化されて、真人間になった戎瓦戎だが、元囚人の前歴から、事ある毎に苦境に立たされる。
「銀の皿」を盗む話としか理解して居なかった、噫無情(ああむじょう)でしたが、全編を読んで、こんな話だったのかと感動しました。
戎瓦戎が苦境に立つ度にハラハラ、ドキドキし、結果が知りたくて、続きを読んでしまうという形で最後まで読む事が出来ました。
小説としても面白いと思いました。
まだ、噫無情(ああむじょう)を「銀の皿」を盗む話だと思って居る方はぜひお読みください。
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