**9月21日 黒岩涙香の作品の17作目「人外境(にんがいきょう)」を現代文に直したものの連載、第152回までを完結しました。
**新聞「萬朝報」に明治29年(1896年)3月 7日から明治30年(1897年)2月26日まで連載されたもので、作者 アドルフ・ペローの「黒きビーナス」の訳です。
**例によって登場人物は日本人の名前に成って居ます。
**原文が難しい漢字や漢字の当て字を多く使っていること、旧仮名表記なので、現在の漢字や仮名表記に直しました。
**難しい漢字の熟語は読みずらいかも知れませんが、文中に()と《》で読みと意味を記しました。
**人外境(にんがいきょう)のあらすじ (10)
**芽蘭男爵が遊林台の輪陀女王に捕らわれながらも、輪陀女王の教化に務めていた。
**芽蘭男爵は妻たちが自分を救出するために此の遊林台国に来ようとして居る事を知らされる。
**芽蘭男爵は自分を救いに来ても女王輪陀(リンダ)が許さないから無駄だと言う。
**圧倒的な輪陀女王軍に敗北を覚悟して居た芽蘭夫人の方に天から降って来た様な援軍があった。
**輪陀女王軍が軍神と崇めている巨大な軍神石が崩れ落ち、多くの兵士が下敷きになってしまったのだ。
**迷信深い原住民の軍は軍神と崇めている巨大な軍神石が崩れ落ちたのに恐れ戦き戦意を喪失する。
**自分の統治する国を滅茶滅茶にされた輪陀女王は実は芽蘭男爵に思いを寄せていたのだ。
**恋しい人を奪われた輪陀女王は何所迄も一行を追って行く。
**この「人外境」の話が荒唐無稽な話に思えたの
で、話の信憑性を確かめるため、リビングストンの「リビングストン探検記」やスタンレーの「暗黒大陸」を読んで見た。リビングストンの探険は1850年代、スタンレーのアフリカ探検は1870年代だった。この「人外境」がかかれたのが1890年代ですが、小説なので創作した部分も多いと思われるが、「人外境」に書かれているアフリカの実態は「リビングストン探検記」、スタンレーの「暗黒大陸」に書かれている事とあまり変わっていなかった。
152回と長い小説だが1870年代のアフリカの様子が分かる話なので、コロナ騒動で外出自粛とも相まって訳す事にした。
黒岩涙香の「人外境」を読む方は下の
「トシのウォーキング&晴耕雨読」のURLから
お入りください。
www.tosi-w.com/index.php?
直接「トシのウォーキング&晴耕雨読」の「人外境」に入る方は、下の青文字「人外境」からお入りください。
「人外境」
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