JA7GOG - 宇宙は生成と衝突破壊の繰り返し

仮説、通説、迷信、誤解、目指せ間違い脱皮。勿論ここにも。
縄文時代、ペルシャ人が岩手で金を製錬。痕跡を探る。

単結晶への条件

2013-05-30 11:31:56 | ダイヤモンド
この石の結晶化風景を見ていると、どこか違うなと感じる。

クエン酸水に入れ過酸化カルシュウムを溶かした後の写真です。

白金がある。

白金が作った空間にキンバーライトから染み出した流体が結晶炭素となるのは、
これまで見てきた通りだが。

CaSだろうか、やや黄色い白い粉の塊。


性質から過酸化カルシウムと思う。
分解温度275°、融点は無い。定まらないということか。
そのような物という意味でCaO2としておく。

この空間がCaO2で埋まっていたことからも、
炭酸カルシウムから、ここで結晶化が起きたように思える。

カルサイトの中の微小ダイヤモンド、こんな感じだった。

炭酸カルシウムから直接、ダイヤモンドが生まれるケースもあるのだろうか。
白金を触媒とし、CaCO3 + H2 → CaO2 + C + H2O のような。
C-O-H流体を還元剤とし、カルサイトCaCO3からダイヤモンドを合成するという。

スチュアータイトは磁鉄鉱を含む微小ダイヤモンドだ。
CaCO3がCaOとFe3O4+Cになったとすれば、単結晶化のときに
液体ダイヤモンドだけになることは可能だ。

あるいは、核マントル境界で熱せられたCaCO3がCaOとCO2に分かれるとすれば、
CO2からの結晶化も可能だ。

三角形の微小結晶もあるから、どちらもあり、かな。

核マントル境界で生まれた微小ダイヤモンドは、
過酸化カルシウム流体の中で上部マントル内に留まり大きな単結晶へ成長する。
もしかして。

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