河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑125 / ささやかながら

2023年12月28日 | 菜園日誌

今日は少し暖かくて畑作業には適しているが、一つ前の記事に書いた「八つ頭ショック」が大きくてやる気なし。
そこで昼前、相方に「弁当食べに(ドライブ)行こ!」と誘って、和歌山県橋本の産直市場の「やっちょん広場」へ。
到着すると12時半を過ぎていたので、いつも買う年寄り用の弁当は売り切れ。
しょうがなく「道の駅九度山」へ行って399円の中華弁当に。
いつもは店の前のテラスのテーブルで食べるのだが、寒いので駐車場の車の中で食事。
ところが、この中華弁当、冷めているのに意外と案外美味くて満足。

もう一つお目当てがあって、里芋の「セレベス」という品種を買うこと。
インドネシアのセレベス島(現スラウェシ島)から伝来したのでセレベス。
里芋独特のヌメリが少なく、肉質がしっかりしてホクホクして甘い。
他の里芋の芽が白いか、このセレベスは芽が赤いので「赤芽芋」といわれている。
お母んが「里芋は、赤芽が美味いワ!」とよく言っていたので、八つ頭とともに赤芽を植えていた。
ところが、セレベスが改良された「赤芽大吉」というのがあって、今まで植えていたのは、どうも「赤芽大吉」らしいと思うようになった。
ネットで調べても「赤芽芋=セレベス=赤芽大吉」とゴッチャになっている。
なのに「赤芽大吉」というネームバリュウが優っているのか、「セレベス」という名が出てくることは珍しい。

そこで、違いを確かめるために、セレベスを買うのが今日の弁当ドライブの目的。
そのセレベスを「やっちょん広場」で手に入れた!
さすが和歌山、大阪とちがって、正月には子芋より親芋(頭芋)を食べるのだという文化がまだ根強いのか頭芋ばかり。
その中に赤ちゃんの頭ほどの親芋一個入りと、子芋が親芋になった四個入りの袋が二つ残っていた。
しかも、ご丁寧に「セレベス」というシールを貼ってくれている。
吾同様によほどセレベスにこだわっているのだと、小さい親芋四個入りを購入。
今年やった親芋植えのように、一個から三本の芽を出せば4個×3芽で、子芋を12個植えたのと同じになる。
少々値がはったが、来年の新たな目標、夢ができて満足!
調子にのって、途中寄ったスーパーにあった宝くじ売り場で初夢宝くじを買って、もう一つ夢を追加。

次の日、セレベスは水につけて土をまぶして袋に入れて春まで保存。
一方の八つ頭は、売るはずだった20株ほどを掘りあげて畑の隅に積んで土をかぶせて、これも春まで保存。
八つ頭は皮がかなり堅くなるので保存がかなり効く。
あばよくば、里芋が少なくなる春先に売ってやろうと、またしても獲らぬ狸の皮算用。
狸に逆に化かされるかもしれないが、夢はいくつあってもいい。


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