「シニア」という言葉がどうも好きではない。
昔ふうの「年寄り」「老人」の代わりにつかっているのだろうが、大阪弁の「死にや」に聞こえる。
ある就職サイトの定義では、ヤング=29歳以下、ミドル=30歳から54歳、シニア=55歳以上とある。
ヤング・ミドルからすれば、できるだけ、シニアにはなりたくない。
WHO(世界保健機構)の定義によれば、シニアとは、65~74歳=前期高齢者 、75~89歳=後期高齢者となっている。
ならば、90歳以上はどう呼ぶのかというと、超高齢者というそうな。
こういうふうに書くと、ヤングもミドルもシニアになって、そして、超高齢者になりたい。
幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく / 若山牧水
いくつの山を越えて行けば「寂しさ」のなくなる国に至り着くのだろうか。それでも、今日も明日も旅を続ける。
いくつもの山を超えるように人は生きているものなのだろう。
分け入っても分け入っても青い山 /種田山頭火
辛くもあり、楽しくもあり、味わいのある青い山が幾つも続く。
人間到る処青山有り / 幕末の僧月性の詩より
生きていれば、世間のいたるところに自分の帰るべき地があるものなのだ。
ブログの菜園日誌(畑-)の記事が100に達した。
なんのなんの! まだまだ青い山がつづく!
父も夢みた母も見た
旅路のはてのその涯の
青い山脈みどりの谷へ
旅をゆく
若いわれらに鐘が鳴る
(『青い山脈 四番』歌:藤山一郎 作詞:西条八十 作曲:服部良一)
さてさて、今日も畑へ行くとするか。
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