河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

ちょっといっぷく26

2022年04月16日 | よもやま話

 イギリスで音楽好きの4人の少年が出会い、六年後にデビューし、またたくまに世界の音楽ファーンを魅了。国から勲章をもらうほど有名になった。さて、そのグループの名は?

 言わずと知れたザ,ビートルズである。
 しかし、レビュー(1962年)から8年が経っと、音楽に対する考え方の違いからぶつかり合いが始まる、お互い口も聞かないような状態になってしまった。そのとき、できるならもう一度やり直したいという気持ちで作られたのが「ゲットバック(GET BACK)」という、わずか2分ほどの曲(1969年4月11日)だった。ゲットバックとは原点に戻ろうの意(おそらくジョン・レノンよ帰ってきての意か?)。しかし、関係はなかなか修復されないまま最後の曲を発表する。それが1970年5月8日発表の「レットイットビー(Let It Be)」だった。
さて、曲の題名の意味は?

 曲の最初は「失望にすっかり傷ついた心になった時、神様が現れて、尊い言葉をささやいて下さる。すべてを神にゆだねて、なるがままに(Let It Be)……」。「なるがままに」というのは「どうにでもなれ」という、やけっぱちな気持ちではなく「神に全てゆだねよう」という信仰に基づいた意味である。おりしも、ベトナム戦争(1960年代~75年)で世界情勢が大きく変化した時代だった。
 レットイットビーは当時のビートルズの状態と共に、世界で起きている戦争を何とかしたいという4人の気持ちがこめられていたのだと思う。

 時代は繰り返される。


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