♪大地一人のスカイツリー暮色♪

有料版/運命鑑定
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お金で失敗?

2012-08-11 11:49:08 | 日記

 

最近の日本社会の特徴は、

あまりに「金権主義」だ。

 

何でも、金中心。

 

確かに昔も、ある程度、そうだったし、

お金がないと、人間は、生きてゆけない。

 

でも、昔は、もっと節度があった。

人情があった。

 

10年位前のことだ。

 

ヒット大地は小さな出版社をやっていて、

印刷機が壊れた。

 

印刷機械メーカーに、電話で、尋ねた。

 

すると、「修理の出張に出向く」という応えだった。

 

費用は、出張だけで、14000円だ。

 

ヒット大地は思った。

出張だけで、そんな金を払うのはバカらしい。

そこで、電話で、いろいろ故障箇所の可能性をたずねた。

 

しかし、要領を得ないので、

結局、出張してもらうことにした。

 

数日後、30歳くらいの社員が来た。

彼はすぐに、「ヒューズが切れている」と言った。

その間、5分。

 

ヒット大地は、たまげた。

自分のおろかさにも、驚いたが、

この社員にも、「いやな奴だ」と思った。

 

ヒューズは1個、100円だ。

市販されている。

 

電話で「ヒュースを調べてください」

と一言言ってもらえば、100円の出費で済んだ。

14000円を払う必要はなかったし、

また、すぐに機械を使えた。

 

ヒューズを取り替えて、14000円なら、

時給、10万円になる

(ただし、車で来たので、その時間を除くが・・・)

 

ヒット大地は約束なので、仕方なく、14000円+100円を払った。

しかし、釈然としないので、

その会社とは、自然と、疎遠になった。

 

今でも、この会社からのハガキは、年2度届く。

「正月とお盆」の営業休止のお知らせだ。

 

その会社とは、そりきりの関係になった。

 

もしも電話でヒューズのことを教えてもらっていたら、

もっと密な付き合いになっていたかもしれない。

 

つまり、この会社にとっては、

「ヒューズ金儲け事件」は、マイナスの出来事になった。

 

お金で成功するつもりが、人情を忘れ、失敗したのだ。

 

ヒット大地は、もうひとつ、考えたことがある。

 

この会社は、誰もが知っている大企業だ。

 

だから、ヒット大地が100万で、

この印刷機を買ったときの営業所以外にも、

全国に支店が多数ある。

 

ヒット大地は引越しをしたので、

別の営業所担当になった。

 

そう。

そういう経緯もあり、

ヒット大地は別の営業所では、「馬の骨」になったのだ。

 

前の営業所なら、

もっとアフターケアは、

一人のお得意として、親身にしてくれたであろう。

 

「お得意」から、「馬の骨」になったヒット大地は、

冷たくあしらわれた・・・ということだ。

 

大企業志向の強い日本社会・・・

小さい会社の良さも、見直したら、どうだろう?

 

 

ところで・・・

ヒット大地は、いろんな大企業に電話をする。

 

どの大企業も、電話応対だけは、やけに丁寧。

 

しかし、心がない・・・と思うのは、ヒット大地だけだろうか?

 

心のない会社は、発展しないと思うのだが。