♪大地一人のスカイツリー暮色♪

有料版/運命鑑定
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24時間営業のスーパー

2012-08-03 20:34:34 | 日記

近所に、24時間営業のスーパーがある。

 

こんなの、初めての体験。

とても、うれしい気分だ。

 

ところで、

どのスーパーにも、たいてい、

「見切り品コーナー」がある。

 

私の実家も、スーパーなので、

この「見切り品」があり、安く売っていた。

 

たとえば・・・

柔らかくなった「柿」とか、

黒い斑点のついた「バナナ」などだ。

 

子供の私は、この「見切り品」の掃除係だった。

 

どういうこと?

 

少年の私は、

オナカが空いたとき、

店に出てゆく。

 

フルーツコーナーなどに行き、

「見切り品」を見て歩く。

 

そして、それを見つけると、

茶の間に帰り、

食べちゃう・・・という係だ。

 

そのおかげか、

中学2年生のとき、

身長が、一年にグンと、11センチ、伸びた。

 

いつのまにか、

クラスで、一番、身長が高くなっていた。

 

魚でも、売れ残り品は、

夕食のオカズになった。

 

だから、毎日タラコとか、

サツマアゲなどを、食べていた記憶がある。

 

中学時代の弁当のオカズは、

ほぼ毎日、「クジラの大和煮」の缶詰だった。

 

大洋漁業の製品だった。

 

あの味は、私の中学時代の思い出だ。

 

恋とか、勉強とか、生徒会とか、

そういうものの思い出は、

「クジラの大和煮」とともにある。

 

その後、捕鯨は禁止になり、

これはこれで、私は基本的に賛成だが、

クジラには、とても、お世話になり、

深く感謝している。

 

私の家のスーパーは、女性の下着も売っていた。

いや、女性の物は、頭のテッペンから、

つま先まで売っていた。

 

今でも、なぜか記憶に残っているのは、

「軽石」だ。

 

女性のお客さんは、なぜか軽石を、

よく買っていた。

 

男は使わず、女性だけが買っていた。

 

なぜ買うか?

 

足の踵(かかと)を、こするためだ。

 

理由はふたつあった。

 

ひとつは、美容のためだ。

 

女性は、足の隅々までも、かわいく見せたい。

だから、赤いペディキュアを塗ったりする。

 

もう一つは、ストッキングの伝線を防ぐため。

 

角質化した踵は、ストッキングにひっかかるのだ。

 

思春期になると、女性の下着は、まぶしく見えた。

 

少年の私が、いつも不思議に、思っていたのは、

「女性のパンティは、なぜ股のところにゴムがあるか?」

 

その他、靴も売っていたので、

「女性は、なぜ、ハイヒールを履くか?」

 

ヘアカーラーやヘアダイも売っていたので、

「女性は、なぜ、髪が長いか?」

 

イアリングも売っていたので、

「女性は、なぜ、イアリングをするか?」

 

 

・・・というわけで、スーパーをやっていたおかげで、

いろいろと、「女性とは、何者?」について、

考えさせられた少年時代だった。

 

だから、1990年代に、携帯が出回ったとき、

「これは、女性が超大好きなものだ!

きっと女性革命が起きるだろう!」

と確信した。

 

女性にとって、携帯のアドレス帳に載っている人間だけが、

「自分の近隣」なのだ。

 

東京の電車に乗ると、女性10人のうち4人は、

携帯を見ている。

 

携帯は、女性を変えたのだ。

 

女性にとって、

地下鉄や、ファーストフード店の、隣の座席の男は、

とりあえず、どうでもいい。

 

だから、電車内でも、平気で化粧をする。

 

私は、女性が化粧をしても、平気だ。

 

ただ、電車内で、髪をとかす女性だけは、イヤだ。

 

フケが、周囲に、飛ぶからだ。