大地一人の子供のころは、
「女性=25歳前には結婚する」が当然だった。
だから娘たちは、学校を卒業すると、
「家事手伝い」をして、花嫁修業をした。
昔は、電化製品もなかったし、
大家族だったから、
「家事手伝い」で覚えることはたくさんあった。
ご飯の炊き方、御節の作り方、
針仕事、親戚との付き合い方、出産と子育て
・・・・いろいろあった。
娘は、母親からたくさんのことを学んだ。
母親は先生でもあった。
ところが、今の娘は、
学校に行って、「資格」を取る子が増えた。
そして就職だ。
30くらいまでは、会社などで働く。
家事は電化製品がほとんどなので、
とくに覚えることもない。
母親から学ぶこともない。
針仕事だって、安い衣類は、どこにでも売っている。
人間も希薄なので、
「あいさつ」の基本を覚えれば、
とくに母親から学ぶこともない。
困ったことは、ネットで調べればいい。
こうなると、
母親が先生の部分は少なくなり、
むしろ母親と娘はライバル的なところが出てくる。
特に娘が美人で、資格をいっぱい持ち、
恋人がたくさんいて、
高級取りで、
優秀なキャリアウーマンになると、
母親の立場がなくなる。
あるいは、母親も、娘に対して、
嫉妬心も沸いてくるだろう。
そして、その鬱積した気持ちは、
「毒母」に変わることも考えられる。
「娘イジメ」だ。
女性が優秀になると、
母親との関係も、複雑になるんですね。
もちろん、うまくいっている母娘関係が、
ほとんどだと思いますが・・・
お母さんを大切にしてあげてください。