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古今東西のアートのお話をしよう

おわら風の盆

 
NHKで中継した「おわら風の盆」
を観ました 

9月1日から9月3日の3日間、
富山県富山市八尾地区で行われる
300年続く伝統行事




”ぼんやりした“とも言えるゆったりしたリズムと抑揚で奏でられる「越中おわら節

三味線の音をたゆたうように包む胡弓のヴィブラート、男性と女性が交互に七五調の唄をのせていく



力強い「男踊り」と妖艶な「女踊り」

どこか、夢ごこちで、艶っぽい風情が町を包んでいる


2022年の映像



『「女踊り」は、昭和初めに初代花柳吉三郎が芸者さんに振り付した艶やかな踊り。

当時「女踊り」は花街鏡町の芸者さんが踊り、「男踊り」は「甚六会」が踊りました。』なるほど艶っぽいはずです。






『おわら節』艶っぽい歌詞


「見送りましょうか峠の茶屋まで

人目がなければあなたの部屋まで」


「虎は千里の藪さえ越すに 障子一重が オワラ ままならぬ」


「逢えば泣く 逢わにゃなお泣く 泣かせる人に 何で泣くほど オワラ 逢いたかろ」



日本の祭りは、血が騒ぐ系の博多山笠、神田祭…

山車を楽しむ、ねぶた祭、祇󠄀園祭り、天神祭…

踊りを愉しむ、阿波おどり、よさこい祭り…


「おわら風の盆」は、ゆく夏を惜しみ、秋の実りを待つ、八尾の風情と情を愛おしむ、夏の夜の夢


「恋の礫か 窓打つ霰 明けりゃ身に染む オワラ 夜半の風」



いつか「夜流し」を観ながら、酒を交わしてみたいですね




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