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古今東西のアートのお話をしよう

江之浦測候所 杉本博司


カヴァー写真はBTS RM
(GQJAPANより)
江之浦測候所 空撮(ネット画像)
山の斜面に作られた蜜柑畑を開発して造園している

偉大な先人の作庭に挑むように、現代美術家の杉本博司(1948〜)はランドスケープ『江之浦測候所』を開発した
敷地の購入から造園までのプロデュースは、アーティストの仕事としては破天荒なものだろう

江之浦測候所の最寄り駅は、小田原から二駅目JR東海道本線 根府川駅
根府川駅から江之浦測候所行き無料バスが出ており、約10分で到着

赤沢蜂巣観音
円空仏に蜂が巣を作り、人蜂合作の仏像となった

名月門 室町時代

鎌倉名月院の正門
塀の木賊張りは、桂離宮、修学院離宮にも見られる

夏至光遥拝100メートルギャラリー
杉本博司の写真作品を展示

冬至光遥拝隧道と光学硝子舞台
ローマ円形劇場写し観客席

冬至光遥拝隧道

隧道と光井戸

石造鳥居 茶室「雨聴天」 
利休の「待庵」を本歌取りとして制作
なんと屋根はこの地にあった蜜柑小屋のトタン屋根

光学硝子の靴脱石

根府川石 浮橋から相模湾 

三葉虫化石
竹林ゾーン 数理模型0010

竹林ゾーン 数理模型0004

柑橘山 春日社

なんと言っても、江之浦測候所から眺める相模湾は絶景だ
熱海の「MOA美術館」からの眺めと双璧

『江之浦測候所』は、箱根外輪山を背に、相模湾を借景とし、
文化財の再利用と氏の現代アートを配置し、古代から続く天文地理を
回想する、海と山と光の庭園
★★★★★
人生に一度は訪ねたい場所

杉本博司は造園計画の基本に、

橘俊綱(1028〜1094 )の「作庭記」という日本最古の作庭指南書を再検証したと記しています。


帰る頃には、空に薄いあかね色がさしてきた

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