来る2022年10月21日、私が話します。題して「『島嶼防衛』・『台湾有事』を沖縄の島々から考える」
お話は、「労働運動における反自衛隊闘争」上江洲安昌さん(元与那原町職員組合委員長)、「金武湾闘争を振り返って」平良真知さんもあります。過去・現在・未来を見通すことができれば、幸いです。
会場:沖縄船員会館第3会議室(那覇市前島3-25-50)
時間:18:00-20:30
主催:反戦反天皇制労働者ネットワーク
10・21は国際反戦デーですが、たまたま。10月22日から11月17日沖縄で「国民文化祭」が行われることに対して22日に「天皇出席の沖縄国民文化祭反対!」の集会が行われます。その前段集会のようなもの。
私がこのテーマで何を語れるのか、特に島々に殆ど行けていない中で。2010年以来の10年余りのこの国の変化は激しかった。新基地建設が本格的に始まり、2015年戦争法が強行可決され、2021年重要土地規制法など、「国家主権」の時代の先取りが強行されています。先の『国葬』はそうした流れの悪の上塗りでした。このむこうに何が準備されているのか? 中国の間近に横たわる琉球諸島はまさに対立の先端をになわされてきています。
米国と中国との力と力の押し合いは、いつ暴発を起こすかわかりません。米国はそうなれば、破滅だと知っています。だからこそ、間近にある日本に、「地域限定戦争」をやらせてみようと考えています。非核戦争ならば、米国本土まで飛び火しまいと。しかし、沖縄が戦場になれば、日本全体が戦場になるでしょう。
知らぬが仏とはこのことです。日本の若者が米国の意を受けた戦争に巻き込まれていく。戦争で儲ける奴らがいるからこそ、戦争をなくせません。戦うことが「正義」なのかを問い、覇権争いを止めることが平和への第一歩です。えげつない儲け第一主義は人殺しを正当化する国家による戦争を押し広げていきます。何故沖縄は、2度もそんな目にあわされなければならないのか?! 具体的に状況を考えながら、反戦・非戦・不戦の声を、みんなで考え紡いでましょう。私たちが諦めたらおしまいです。
「国民文化祭」反対の問題とどう重なるのかわかりにくいかも知れません。確かに文化は軍事や政治よりも間口が広いです。だからこそ、文化に権力は介入してきます。文化を権力の嗜好品にしていきます。もてあそばれてはかなわないのに、捧げても来ました。私はそんな文化を認めない。
侵略戦争、沖縄戦の反省の一つもしていない天皇が、沖縄の文化について語ることはお門違いです。権力に抵抗していくことこそが民衆文化の原点だと私は考えています。ここまで話を普遍化できないかも知れませんが、せめてとっかかりを掴みたい。(ヤマヒデ)
心ある皆様のご来場をおまちしています。