おはようございます。本日2024年1月10日(水)晴れ。昨夜の予定では、早朝からでかけるつもりでした。昨夜、ついつい、能登の地震の映像などをみてしまい、私の予定が停滞。
海岸が道路が隆起してしまい、4.5mあるはずの信号に手が届きそうになっていたり、液状化現象でぐわんぐあんと地面が揺れていたり。あれじゃ、家屋の倒壊が起きても当然でしょう。倒れなくても歪みが出る。使用不可になる。南側の河北潟で起きた液状化現象も著しい。内灘の砂丘部から一寸入った陸側です。地面が柔らかい上、岩盤の硬軟が異なるのではないでしょうか。東北大震災の時、千葉県の東京湾側のあちこちで液状化現象が起きました。住宅などがやられていた。私は、自分たちが干潟の保護運動をした地域周辺だったから、さもありなんと思っていました。干潟や湿地でしたから、地盤は柔らかいに決まっている。上から固めても、下部はそのまま。その柔らかい下部が隆起して、突き上げたら、液状化が起きる。当然のことです。
県や市は、こうした対策を取らず、不動産屋も知らぬふりして、高めで売る。かっての現場を見ていない人は、相対安いととびつく。サギ擬きの話しです。河北潟の場合は、事情が異なりますが、液状化現象が起きた事は事実。そもそも個別の住宅建築の「点」でしか見ない判断基準と、市街化基準のような「面」としてみるべき対策はことなるはずです。県や市町村がやるべきことがあったはずです。国はこうした対策に注力すべきなのにやってこなかった。不都合なことを隠し、都合良くやる。
「儲かる」が判断基準だから、儲からないことを避ける。見ないのです。今の政治は、この「儲かるための政治」。一部の人が儲ける政治。私たちが「安全に生きる政治」の対極にある。新自由主義と小選挙区制によって、この儲ける層はより一部になり、今や軍事産業を中心とするまでになってしまった。このため、支配階級は、庶民の政治離れを加速し、無関心層を積極的に造りだしてきたのです。挙げ句に自民党の裏金作り。こうしたことは別個に起きているわけではなく、相関関係がある。
大浦湾で9日、埋め立て準備工事が始まったようです。埋め立て予定地の北側に海上作業ヤード建設のために汚濁防止膜を取り付け始めた。国は、「代執行」だからなのか、必要な県との協議もせずに工事を強行してきています。防衛省、国交省一丸となって基地建設を進めるようです。
地盤で言えば、防衛省は、この埋め立て計画が飛行場を造るためなのに、「港湾を造るための基準」で合格にしているのです。無理を通せば、益々無理を重ねていくのにね。防衛省は、こうしたことを平然とやっており、国交省は、これを平然と「代執行」(手続き)によって認めたのです。災害が起きるなどと言う不都合を全部隠して、知らんぷりしている。
沖縄におけるこうした現実を考えれば、国がどれだけいい加減でちぐはぐで、無責任かが知れてきます。「沖縄だから無理を押し通す」ことは、どこでも彼らが無理を押し通したいときはやるのだと宣言しているに等しいのです。
私たちは、「安全に生きる政治」を追求し、「儲けるための政治」を破棄していきましょう。私たちの人生をあだ花にしないために。