ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】軍民共用那覇空港での航空祭を撮る(20241208ー②)

2024年12月14日 | 那覇空港・那覇基地

2024年12月8日(日)曇り ②

 11月の「陸自祭」を撮りに行った私だが、「エアフェスタ2024」を撮りに行くか、迷った。所詮、航空ショーだろうし、わいわいガヤガヤの自衛隊のお祭り騒ぎをもちあげてはなるまい。こう考えた。この那覇基地でのイベントは、軍民共用空港でのイベントだ。国内有数の発着回数を誇る那覇飛行場で、「エアフェスタ」をどのように行うのか、観ておこうと。

 次にどこから観るかだ。中に入るよりも、①都市モノレールの赤嶺駅から。②那覇飛行場のデッキからとした。やや周囲から観る、軍民共用空港を意識できる場から観るためだ。

 赤嶺駅は、航空自衛隊の那覇基地正面ゲートに一番近いモノレールの駅だ(空港駅の隣)。

赤嶺駅の出口付近から観る。9:37

フェスタは9時から15時まで。同駅から会場に向かう人々。

9:41 航空自衛隊那覇基地の通信機器。右手前上部に、都市モノレールの路線。那覇空港は右奥だ。

人はひっきりなしに下りて、会場に向かっている。人気あるようだな。たまたまこのタイミングで下車した人の中に、思わぬ人だかりに驚き、「何があるんですか?」と問うてきたひとも数名居た。

そしたら、以前、辺野古テント村に何度かきてくださった方が挨拶されていったので、立ち話。「息子が先に入っているので、失礼します」ときた。何歳の息子さんか知らないが、米軍の基地なら反対で、自衛隊ならば、賛成なのだろうか? 自衛隊が米軍の先兵として組織されていることをしらないのだろうか? 残念な思いがする。

ちなみに、このイベントの正式名称は「美(ちゅ)ら島エアフェスタ2024」ですぞ。美ら島をぶち壊しまくっているのが防衛省・沖縄防衛局だぐらいは、承知していてほしいものだ。航空自衛隊もこの国の防衛省の傘下にある。

天気は悪いし、風も強い。

10:01 突然、飛んできた軍用機。ギリギリのところで撮った。右がモノレールの施設。

F-15J戦闘機が8機に、T-4中等練習機(先頭)が1機だ。那覇基地は第9航空団。

ここから観ると真横からなので、ごちゃついているが、会場(那覇基地内)からみれば、縦横に見えるのだろう。

こののち、私はモノレール経由で那覇飛行場に向かった。

デッキに上がると。

10:19 沖合を南西海運の「よね丸」が那覇新港に向かっている。同社の配船スケジュールによれば、石垣港から那覇新港行きのようだ。

この船に陸上自衛隊の石垣駐屯地の兵隊と車両が乗っている可能性もある。

10:52 民間機の撮影もやっていこう。JTR(日本トランスオーシャン航空)のボーイング737-800だ。

私はデッキの陸側から撮っている。海(滑走路)側からやると、デッキのフェンスが入ってしまうため。

10:53 ANA(全日本空輸)のボーイング767-300だ。JA614A番機。スターアライアンスの塗装機。

でかい機体に大望遠レンズでは、はみ出す。無理矢理納めた感じ。

11:02 曇っているが、P-3C対潜哨戒機(海上自衛隊)とF-15Jが2機、後方がT-4中等練習機1機。

11:02 背後を飛ぶ、U-125A救難捜索機1機とF-15J戦闘機2機。計7機編隊。

この飛行の間、民間機の動きは止まったように私には見えた。滑走路はもちろん、誘導路や駐機場も。管制官の指示が安全を確保しているが、事前の打ち合わせもやっているのだろう。

11:05 スカイマークのボーイング737-800。

11:09 ANAのボーイング737-800.

この日は強い北風のため、北に飛び上がっている。民間機は明るく、軍用機は暗くなっているのは、基本的に太陽光の露出が多いタイミングに明るくなり、閉じられたら暗くなる。また高度差も影響している。私の恣意も若干あるだろう(露出補正)。

11:14 海上自衛隊の掃海・輸送機MCH-101がエンジンを回し始めた。全長22.8m。後方がP-3C対潜哨戒機。

民間機エリアと海上自衛隊エリアの区境だ。

11:16 手前にJET STAR機が停まっている。

11:17 丁度、JET STAR機に乗る乗客を乗せたバスがやってきた。

11:19 乗客が乗っていく。軍民共用空港だと知るシーンだ。

11:23 

11:27 飛び上がったMCH-101。

11:27 北に飛び上がり、右旋回。画面からあふれた。59番機。

この機体は岩国基地所属と思われる。何しに来ているのか?

なお、この機体はこのエアフェスタにきたものではない。航空自衛隊制作のチラシに予告されていない機体だ。

11:34 F-15J戦闘機が4機下りてきた。このエアフェスタでは空対空ミサイル等を装備していなかった。

普段は着けて離発着していることが多い。

11:36 民間機の脇を通る誘導路から引き上げるF-15J。

11:39 JTA(日本トランスオーシャン航空)のボーイング737ー800番機。JA350J番機。

11:42 JALのエアバス350.離陸するようだ。

ここでランチタイムとする。

13:06 ボーイング777-300だ。JA751A番機。

13:10 FDA(富士ドリームエアライン)のエンブラエルEジェット JA16FJ番機。

到着。

13:19 F-15J 204飛行隊の60周年記念塗装機。フェンスの奥を90度近く傾けて飛ぶ。だから背面が見える。上面は赤く塗られており、鷲の絵と、白で「美ら鷲」と書かれている。

バリバリの飛行音。速い速い。第1滑走路上空から第2滑走路を越え、海上へ斜め横断。4機とも。

13:24 フェンスの柱の奥。2巡目。

13:26 私は機体の動きに追いつくのが精一杯。

13:26 60周年塗装機(4番機)。

5、6分間轟音に包まれた那覇飛行場。

13:30 ほっとして、日本エアコミューターの機体を観る。JA11JC番機。ATR ATR42。

小型のプロペラ機はいいね。

13:47 航空自衛隊のC-2輸送機が離陸した。78ー1206番機。鳥取県美保基地の第3航空輸送隊所属機だ。

全長43.9m。全幅44.4m。乗員2~5名、搭乗員110名、航続距離7600km(20トン搭載時)。

まず1機ずつ上がって、沖合で編隊を組んで再びやってくるはずだ。

13:56 F15Jが離陸。2機飛んだ。

13:58 警戒航空団第603飛行隊のE-2C早期警戒機(那覇基地所属)。機体上部にある円盤が360度監視できるレーダー。これで索敵活動を行い、あるいは同僚機の退路を誘導するなど航空戦の重要な機体とされている。

沖縄周辺の空路のように中国機などとの隣接が予想される空域に、警戒航空団が置かれている。他に三沢基地(青森県)に置かれている。

14:02 民間機が飛んだ。アシアナ航空(韓国)のエアバスA330。HL7793番機。

14:07 那覇飛行場のデッキ。今日は航空マニアがこちらにもかなりきていた。

14:21 日本エアコミューターの機体が離陸した。

14:23 先ほど離陸した海上自衛隊のMCH-101ヘリが戻ってきた。飛行時間約3時間だ。

14:27 ほら、組んできた。C-2とF-15J。

14:28 C-2とF-15J2機。

14:28 

14:28 遅れて、E-2C早期警戒機。462番機。

私はここらで引き上げた。

最後に一言、感想を述べる。やはりエアフェスタは、軍用機をおもちゃのように美化している。C-2輸送機が先月石垣島に米国海兵隊のハイマース(高機動ロケット砲)を運んだように、那覇や全国の航空自衛隊も有事に着々と備えを固めている。子どもたちの夢は、平和な社会と世界があってこそ、育まれるはずだ。軍事力が私たちの市民生活に浸透してきたとき、戦争が始まってしまうだろう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。