2023年9月5日(火)晴れ 私は本日から石垣島に行く予定だが、その前にホワイトビーチに立ち寄った。私の勘は図星だった。しかし図星過ぎて、面食らった。
5日朝、強襲揚陸艦「アメリカ」が近くを航行中との情報が入ってきた。
私たちがホワイトビーチの展望台に着いたら、LCAC(エル・キャック)の音が聞こえてきた。
沖合にはこれだ。海上自衛隊のDD117「すずつき」だ。「護衛艦」だが、イージス艦防護用戦闘艦。第4護衛隊群(司令部=呉 第8護衛隊ー佐世保所属)。
LCAC登場(Landing Craft Air Cusshion)。LCとは上陸艇のこと。10:03
ということはどこかにドック型揚陸艦が居るはずだ。
右側の陸軍岸壁に、米国海軍音響測定艦エイブル。船尾の巻き取りは、潜水艦の音紋を探知するソナーを垂れ流す機械。10:04
茶色の塔はホワイトビーチの西に位置する陸上自衛隊第15旅団勝連分とんち第2高射中隊のレーダーだ。去る台風6号でドームが破損(ぶっ飛んだ)。気象レーダーと言われているが、本当かいな?
あれ、奥の高台に人が4名(アンテナ中央)いる。自衛官だろうが、何をしている? 10:05
LCACがやってくる。車両を積んでいる。10:08
この集積場に下ろしているようだ。10:08
ドック型揚陸艦からホワイトビーチに演習で使用した積載物を下ろしている。ホワイトビーチは海軍と海兵隊の基地だが、結合部となっている。「台湾有事」にも連なる基地だ。
到着。10:09 LCAC 9番艦。
今日は風向きが逆向きなので、こちら側は、さほどうるさくない。10:09
水しぶきの流れをご覧あれ。
入ってきた。10:09
前部、両サイドに特殊材によるエアクッションがついている。積載量50トン余り。
10:13 海軍岸壁のこれは何だ? いつもの海自掃海艇(2隻が常備艇)は船首を前に向けているが、今日は逆向き。失礼しました海自の掃海艇だ。MSC692「くろしま」だ。
上陸したLCAC。2隻居る。車両が下りていく。10:13
10:43 出ていく。積み卸しの作業は当分続きそうだ。
居た! サンアントニオ級ドック型輸送揚陸艦だ(母港は長崎県佐世保)。津堅島奥の北側。LCACはあの船から海兵隊の積載物を降ろしているようだ。11:01
◎6日の報道によれば、ニューオーリンズだ。
満載排水量25800トン。全長208.5m。ステルス型の艦艇だ。電波の反射を最小限に減らし、自らの電波を透過するマストの構造。
またきた。11:29
揚陸艦がここに着岸すればいいだろうに、何故わざわざLCACでやるのかな。載せて走って下ろすのが、彼らの任務だから、訓練ということか。
上がってきた。LCACの9番艦。11:31
実は本日は、友がいる。だから撮影ポジションを譲っている。だから前景がうるさくなる。他にもギャラリーがおり、こうなるのは致し方ない。
今日の私はおしゃべり。6月末に病で伏せて以来、初めての会話らしい会話。撮影中だから、撮影を遮断する会話は、身勝手ながら避けたい。
11:41 海上自衛隊DD117からでてきた小舟。さっきからうろうろしていたが、DD117が母船のようだ。
小さな動きは、うっかりしていると見逃してしまう。
沖合から「掃海艇」が戻ってきた。11:56
これを海自の掃海艇だと勘違いしていた私。
11:59 LCACが戻ってくる。
12:03 左が海軍岸壁。「掃海艇」。DD117 手前にタグボート2隻。奥は沖縄島知念岬方向。
12:03 タグボート2隻がその「掃海艇」を陸軍岸壁に着けた。遊んでいるのかと思いきや、米軍掃海艦パイオニアだからタグが付いたようだ。不覚にも気づいていなかった私。拡大して見れば、「パイオニア」と読める。7日朝、石垣港に着岸したあれだ。
この顛末が分かったのは、6日昼前、石垣市立図書館で。友から琉球新報に出ていたのだが、確認してと連絡を受けたから。掃海艦パイオニアだ。米軍は入出港時タグを付けるのだ。左は米国海軍の音響測定艦エイブル。
因みに海自の「すがしま型」掃海艇は全長約54m。幅、9.4m。乗員約45人。
米国海軍アヴェンジャー級掃海艦は、全長68.4m。幅11.9m。乗員74人。深深度(約500m下に設置された機雷を探知し、爆破する)掃海機能を有す。
LCAC 21番艦が入る。12:17 これで本日私たちが来てから延べ7隻目(⑨番艦と㉑番艦の2隻態勢)。
まだ続きそうだが、私たちはそろそろ移動しよう。
続く