2025年2月18日(火)曇り ホワイトビーチ展望台に10時30分到着。
今日、ホワイトビーチに来た理由は2つ。日米仏共同訓練「パシフィック・ステラ―」(2月10日から18日)がフィリピン東方海空域で行われており、2月13日(木)にフランス海軍のフリゲート艦1隻と補給艦「ジャック・シュヴァリエ」がホワイトビーチに入港(2月14日付け沖縄タイムス)とあり、もしかすればいるかと考えたこと、②日米共同統合訓練「アイアン・フィスト25」が2月19日から始まるので、この関連の艦船の一部が来ていると考えたからだ。
私は1月中から、辺野古沖を航行している米国海軍のドック型輸送揚陸艦、ドック型揚陸艦を遠望してきたので、近海に来ていることは承知していた。ところがご覧の通りだ。
10:32 ガラーン。
10:32 右側の陸軍岸壁に海上自衛隊の「護衛艦」(駆逐艦)と掃海艦らしきものがいる。
10:32 そこにやってきた海上自衛隊の掃海艦。
10:36 正面沖にどうも潜水艦が居る。手前にタグボートが中城湾港に戻るようだ。
10:37 沖合に海上保安庁の30m級巡視船PC-116「しまぐも」(中城保安署所属)が中城湾港(中城保安署)に戻っていく。
10:37 陸軍岸壁に「10」の米国海軍掃海艦「ウォーリアー」(佐世保基地所属)だ。
岸壁に黄色の車両。燃料補給だろう。
10:38 潜水艦が動き出した。左から通過していくのは海上保安庁の放射線調査船MS03「かつれん」だ。
どうも米国海軍原子力潜水艦のようだ。バージニア級(攻撃型)原潜だろう。
10:38 陸軍岸壁。
10:39 外洋に出るようだ。うっすらと波を引く。このまま潜ったらしく姿が見えなくなった。
きちんと見るべきだった。
10:46 ずらっと乗用車が並んでいる。約50台。ナンバープレートを見ると、日本の車両のようだ。自衛官がこれだけきているのか。謎?
10:51 掃海艦MSO304「あわじ」だ。掃海隊群第1掃海隊(横須賀基地) 基準排水量690トン全長67m、幅11m。
11:05 2番手の掃海艇MSC605「ちちじま」が接舷。同じく掃海隊群第1掃海隊(横須賀) 基準排水量570トン。全長60m、幅10.1m。
「専守防衛」時代の掃海艦・掃海艇は大戦中に設置されていた機雷等を除去し、航行の安全確保に貢献していたが、海上自衛隊が掃海隊群を新設したのは、揚陸部隊の上陸予定地を阻んでくる機雷等を除去して侵攻するための攻め手に欠くべからずと考えたからだろう。2016年に「輸送艦」と称していた日本のドック型揚陸艦(3隻ー呉港)隊と掃海部隊を併せて、掃海隊群に編成し直した。海上自衛隊は、「機雷戦と水陸両用作戦」を任務としているというが、後者は陸上自衛隊水陸機動団を載せて敵前上陸を図る侵攻部隊だ。中国軍による侵攻から奪還することが名目とされている。
この水際が琉球諸島であり、私が懸念していることは、ミサイル戦に留まらない地上戦が想定されていることだ。琉球諸島を戦場にする形の戦争態勢を組んでいく如何なる演習にも私は反対する。「武力で平和は守れない」。「武力は民衆の命の営みを破壊する」。
11:09 米国海軍警備艇が警戒中だ。機関銃が据えられている。
11:22 3隻目の掃海艇がきた。
11:25 3隻目。
11:33 3隻並んだ。掃海艇MSC691「ししじま」(ここ沖縄基地隊)
大きさが微妙に違う。691は基準排水量510トン。全長54m 幅9.4m。
因みに沖縄基地隊は佐世保地方総監傘下にある。
11:46 タグボートが出て行く。大きな艦艇が入ってくるのか?
12:02 海上保安庁MS03「かつれん」が出て行く。どうしたのだろう?
12:20 ここで津堅島の海岸を見ておく。HOS・Resolutionはいないようだ。どこにいるのだろうか?
12:20 北側の金武湾側から唸りを上げて飛んできたMV-22オスプレイ。中城湾を抜け普天間基地に戻るのだろう。
12:28 米国海軍掃海艦「ウオーリア―」赤旗を掲げ燃料補給中を示している。
12:40 ホワイトビーチに掲げられている星条旗(中央)、日の丸(右)、そして国連旗(左)。
実はこの国連旗はここ半年以上掲げられていなかったのだ。それが復活したのに驚かされた。2月13日~17日フランス海軍が寄港したからだろうか。昨年末のカナダ艦寄港時等にはなかった。ホワイトビーチは1950年代の朝鮮戦争国連軍基地ともされてきたのだ。こうした過去の遺物にのっかって新たな多国間安保体制が造られていることに私は危惧を覚える。
13:04 自衛隊のタグボート2隻が動いた。「護衛艦」がでるようだ。
13:06 アップで見る。
13:09 他方海軍岸壁に海上自衛隊沖縄基地隊のYDT06が着岸する。水中処分船。掃海艇の活動を支援する船だ。
13:16 離れた。DD108「あけぼの」だった。第1護衛隊群第5護衛隊(佐世保基地)
基準排水量4550トン。全長151m 幅17.4m。汎用「護衛艦」。対艦、対空、対潜の武器をもつ。
13:20 このまま出港かと思いきや。
13:47 ボートを置き去りかと思いきや。止っている。
14:09 出る気配なし。右手前のゴムボートは米国海軍警備隊だ。今日は警戒態勢が普段より厳しいようだ。
14:23 海上自衛隊の「護衛艦」はうろうろしており、出航ではなさそうだ。
14:29 嘉手納方面から飛んできたMH-60ヘリ。南東に飛び去る。
今日のここは風が強い。思いのほか寒いのだ。
15:01 どうも小型ボート(左手)が沖合で演習しているようだ。「あけぼの」はアンカーを下ろしている。沖は津堅島。
15:08 こちらは自衛隊ゴムボート2隻。「あけぼの」のだろう。
沖合演習なのだろうか。
もう1時間居るつもりだったが、帰ることにした。