9月18日、19日、私は沖縄島の中部を歩いたが、米国海兵隊機を1機も見ることはなく、聴くこともなかった。おかしいなと思っていた。なお18日は日本の暦は祝日だが、米国の暦はただの月曜日だ。また空軍機、海軍機は飛んでおり、海兵隊の飛行は止まっているようだ。
本日の沖縄タイムスによれば、米国海兵隊エリック・スミス司令官代行は、18日(日本時間19日)在日米軍機を含む全海兵隊機の2日間の飛行停止措置を発令したようだ。22日までの2日間だと言うが、この動きと連動した措置として、飛行を自粛していた可能性はある。
この飛行停止措置は、8月以降、米国内でFA-18戦闘機(1名死亡)が墜落、オーストラリアでMV-22オスプレイが墜落(3名死亡)、9月17日F-35B戦闘機が米国内でパイロットが緊急脱出、後に墜落した。こうした事故を受け、発令されたようだ。飛行の安全は大前提だが、問題は事故原因の解明であり、公表だ。日本ではこれが明らかにされることは、殆どない。形式的な飛行停止では済まないのだ。
またオスプレイの「緊急着陸」が続いた事について一言。14日に石垣空港と奄美空港に、16日大分空港に緊急着陸した(既報)。幸か不幸か、3日ほどで飛び去ったようだ。原因はいずれも明らかにされていない。オスプレイ特有の弱点、クラッチの不具合ではないと米国海兵隊は主張しているようだ。では何故なのか? 何故不具合が連続したのか。24機中の3機がだ。異様である。
また、私は疑いを持っている。石垣島・奄美大島・大分と、西から東に緊急着陸と言うことだが、対中戦争のポイントとなるエリアでのことだ。米軍は、各空港の非常時の対応を確認したいのではないのか。駐機場、乗員の休憩・宿泊態勢、整備要員の受け入れなど。米国海兵隊は真実を明らかにすべきだ。