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山口益路のフォトライブラリー。

女峰山登山 4 風景が一杯の下山編

2012-10-23 00:01:00 | 白い山(山登り)


                            
                夜です。 一人ぽっちの夜です
                明るい内に食事も済ませたので、何もする事がありません。
                「この夜は、長いぞ~」と覚悟したのだけど、7時ごろ目をつむったら意外にあっさりと眠ってしまった。ラッキー
                やっぱり疲れているんだろう。
                そして目が覚めた。 真っ暗・・・・時計を見ると・・・・・・2時・・・・・・
                夜明けまでまだ随分ある。 もう一眠りしようとするんだけど、7時間タップリ眠ったので、眠れるわけが無い
                さて、これからが長かった~  
                風が無いので音がしません。 真っ暗闇の完全静寂・・・・・・・・・
                「こりゃ、かなわん!」とランプを点けるんだけど、光が届かない小屋の隅が気になって、余計不気味に感じる
                仕方が無い。真っ暗闇に戻して目を閉じる。 そして余計な事を考えずに、明日の行動だけを考える
                丑三つ時・・・・ なんて事は考えない  絶対に

                     昨日は焦って下りてしまったので、夕日を見逃した。 
                     そうだならば朝日を拝みに行こう
                     そうだそうだと、ひたすら楽しい事だけを考えながら、明るくなるのを待ちます。

                     5時を過ぎて、明り取りの窓が若干白くなったので、起きよう。
                     身繕いを整えて、カメラだけ持って、出掛けます。
                     疲労感は有るけど、筋肉痛は無し。 トレーニングの賜物だ
                     小屋を出ると、地面がバリバリ音をたてる。 巨大な霜柱がビッシリと出来ている。

                     さあ!朝日だお日様だとルンルン気分で原生林を歩いたんだけど・・・・・・・・ 

                                  
                                 このガレ場の下に来て、心が折れた。 ポッキリと
                                 これを40分登って、また下りて来る元気はとても無い 諦めましょう。 

               
                               日の出は諦めたけど、夜明けの山々は幻想的です。
                   
                  
              小屋に戻って朝食を済ませて、7:20出発です。        今日も長い道のりです。
                                                 でも後は下りるだけ、ゆっくり、のんびり行きましょう。
 
                                  
                                 暫く行くとガレ場です。絶えず崩れているようで、崩れた跡がまだ新しいです。
                                 ここを慎重に横切ります。

        
     振り返ると「女峰山」 右に「唐沢小屋」が見えます。       広~い山裾の原生林。

        
     日光連山 左から「男体山」「大真名子山」「小真名子山」           「日光白根山」も顔を出しています。

                               
                              山腹を東に回り込む道になって、「日光連山」とはサヨナラです。

          
                            道らしい道が無い所を急降下して行きます。   

 
         「箱石金剛」と言う場所。

              
             さらに急降下が続いて、                        

                               
                              「前女峰」(2359m)が現れました。  

        
     綺麗な笹原をトラバースします。笹と言うのは離れて見る分には綺麗なんだけど。・・・後でタップリ出て来ます。 

          
     「前女峰」の姿がどんどん現れます。                    下を覗くとこれまた素晴らしい
     左にポコンと出てるのが「女峰山」 彼女とはここでお別れ

                
              カラ松の中の笹原を・・・・                    さらに急降下すると。

            
   9:15「遥拝石」です。 一昨年の12月ここまで登りました。            「前女峰」の素晴らしい岸壁 

         
        「遥拝石」に登って下を覗くと・・・・・                断崖絶壁!! 「雲竜渓谷」の終点です。
              

                    
             「七滝」                       昨日、あの上を歩いたんだ。

                                
                               雲が出て来ました。 出発しましょう。9:40

        
     笹の斜面を過ぎると・・・・                          ガレ場になります。
 
     
           ペンキのマークに従って進むと、

       
     「八風」                                 残念ながら今日は遠くが霞んでいます。

      
   ここから笹です。タップリの笹です。腰から胸の高さまで茂っていて、道が見えません。
   道には段差があり、根っ子や石もあります。油断できません ストックでかき分けながら進みますが、鬱陶しいです
   昨日、無理に下りていたら、この笹薮の中で暗くなった訳で、道に迷ったかもしれない 

                               
                              一昨年の12月は、笹は膝の高さで、一本道がクッキリ下まで延びていました。
                              今日は一面笹薮です。 これが下まで延々と続きます

                    
                   11:00 「水場」の標識。「遥拝石」で飲み物が底をついたので、補充します。 

                                    
                                    標識から20mほどで、小さな流れがあります。
                                    大変冷たいです。 

                                    この後、鬱陶しい笹薮が続いて、変わり映えのしない風景なので写真は無し
                                
                                
                                13:00 日光・東照宮・西参道に到着。
                                シーズンで観光客がいっぱい。 登山姿で一人浮いている


                     初めての体験の避難小屋泊まりだったけど、長い長い道のりを無事に歩き切りました。
                     「このコースを歩ければ、大概の山はいけるぜぇー」と妙な自信に溢れています。
                     自信が過信にならない様、トレーニングに励みましょう

                     さて、家に帰って、自分への褒美に、「飲み放題!鯨飲フルコースとなったんだけど、
                     焼酎一杯も飲まない内に、猛烈な睡魔が襲ってきて、10時間熟睡してしまった
                                

                                                    山登りオヤジ


                                                                                               番外編1はこちら  
                                    
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