3連休最終日の今日、かねてから「年末年始に見たいなぁ…」と思っていた映画を見てきました。二宮和也が主演の話題のこの映画です。
「ラーゲリより愛を込めて」第2次世界大戦終結後、シベリアにある強制収容所で過酷な生活を強いられる日本人捕虜たちは、絶望の毎日を送っていました。そのうちの1人である山本幡男は、いつか帰国できると信じて周囲の人々を支えていきます。その山本を演じるのが二宮和也、彼を信じて日本で待つ妻を北川景子、山本と共に強制収容所(ラーゲリ)で過酷な生活を送る捕虜を、松坂桃李、安田顕、桐谷健太らが演じます。
いやぁ~泣きました。泣けました。ここ数年の間に見た映画の中で、もっとも泣いた映画になりました。二宮君が演じる山本がその真摯で希望を捨てない生き方で仲間を励まし誠実に生きていく姿が、絶望の淵にいる周りの日本人捕虜たちの生き方を変えていきます。あぁそれなのに、山本は強制収容所で病魔に倒れます。
山本が家族に宛てて書いた遺書を、ソ連兵に奪われた後からの映画のラストシーンまでは、本当に涙・涙の連続でした。そしてこれが史実に基づいた映画であり、ボクが生まれたほんの数年前の出来事であったことに、あらためて驚愕しました。戦争が引き起こした悲劇について、ボクらは後世に引き継いでいかなければならないと再認識しました。
今年になってまだ10日足らずなのに、なんとボクは既に3本も映画を見てしまいました。
そして今回の「ラーゲリより愛を込めて」。いやぁ~どれもよかったな。そしてどれも考えさせられました。淀川長治じゃないけど、映画ってホントにいいですね。まだまだ見たい映画があるんだよなぁ…。