タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

「地吹雪」は「ぢふぶき」じゃないの?

2023年01月26日 | 徒然なるままに

新潟県地方は、ここ数年では例を見ない「最強寒波」に見舞われています。まぁこれについて語りたいことはたくさんあるのですが、ボヤキになるので今日は触れません。

昨日のこと、学生時代の仲間とのLINEグループに「八百政、長岡の雪は大丈夫か?」って書き込みがあったので、「積雪量はそれほどでもないけど、今日は地吹雪で前が見えずに大変だった」と返信しようと思ったのですよ。

で、「ぢふぶき」と入力したのですが、一向にボクのスマホは変換してくれません。何度かやってみたのですが、「地吹雪」が出ないのですよ。「あれ?地吹雪って標準語じゃないの?」なんて思いかけたところで、「まさか?」と思って「じふぶき」と入力したら一発変換しました。

あれ?おかしいじゃないですか。「地吹雪」は「土地」の「地(ち)」に「吹雪」です。当然「『し』に濁点」ではなく「『ち』に濁点」でしょ?「ぢふぶき」のはずです。確かにボクは、小学校時代に(いや中学校だったかもしれない)国語の時間に先生から次のように習ったように記憶しています。


●「鼻血」は「鼻から出る血」だ。血(ち)なんだよ。だから「鼻血」は「はなぢ」だ。「はなじ」じゃおかしいだろ?

●「地面」は「地(ち)の面」だ。「地」は「ち」だろ?だから「じめん」じゃなくて「ぢめん」なんだ。


だから、当然「地面」は「ぢめん」、「地吹雪」は「ぢふぶき」だと思っていたんです。まぁ口に出して言えば耳に聞こえる音声は一緒ですし、ボクの今までの人生に「『地面』や『地吹雪』に読み仮名をつけよ」って問題に遭遇したことはありませんでしたので、そのことで悩んだり困ったりしたことはなかったんですけどね。

でも、考え出すと気になってしょうがありません。調べてみたら、どうやら根拠になっているのは、1986年に内閣告示として出された『現代仮名遣い』のようです。1986年といえば、1958年生まれのボクが28歳の時です。ってことは、ボクが学生時代に習った時には「ぢめん」や「ぢふぶき」だったのに、途中から「じめん」や「じふぶき」に変わったってことですか?

そう言えば「行う(おこなう)」も、ボクが中学生の頃には「行なう」って送り仮名に「な」を入れるように習った記憶があるのですが、いつの間にか「な」がない表記が一般的になったように記憶しています。

なんか釈然とはしませんが、これからは「じめん」や「じふぶき」と心の中でふりがなを振りたいと思います。まぁ、どうせ口に出せば一緒なんだけど。

コメント
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