この前のこのブログで、ボクが「まちなかキャンパス」の「まちなか大学院」で「長岡版SDGs」について学んでいることを記事にしました。
ちょっとSDGsについて復習しておきますね。
持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)。2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
こんな感じです。このブログでも、SDGsについては何度か記事にしてきました。ちょっとピックアップしてみますね。
まぁそんなわけで、今やまるでブームのようにいろんなところがSDGsだらけです。まぁボクもある意味「世間に乗り遅れないように」って感じで、「まちキャン」でSDGsについて学んでいるんですけどね。
ところがこんな本を見つけたので、図書館で借りてきました。そしてあっという間に読了しましたよ。いやぁ面白かった!世の中をこんなふうに見ることも必要ですよね。
宝島社新書の「SDGsの大嘘」。筆者は池田清彦氏です。バッサリと斬り捨てていましたよ、SDGsを。以下、Amazonの書籍紹介からのコピペです。
「脱炭素」は欧州のペテン!」“環境ビジネス"で丸儲けしている人々の正体
世はまさにSDGsブーム。「よりよい未来をつくるために」と掲げられ、政府やマスコミも手放しで礼賛する17の達成目標はどれもご立派なものばかりだが、その一つひとつを科学的に検証していくと、欺瞞と矛盾に満ちた「大嘘」であることがわかる。
このままだと「地獄への一本道」を突き進むことになるというのに、日本人はいつまでこの茶番を続けるつもりなのか?拗(す)ね者の生物学者が忖度(そんたく)なしに語りおろす、SDGsの知られざる真実!
一刀両断で気持ちいい内容でした。この本で言いたいことは、「気持ちいい言葉を簡単に信じるな」ということなんでしょうね。どうしても「長いものには巻かれろ」とか「同調圧力」とかに弱いのがボクら日本人です。クリティカルシンキングの視点を大事にしなけれなりませんよね。
この本に書かれていた、「SDGsが政治やビジネスに利用されている」「SDGsを推進すれば途上国はますます貧しくなる」「太陽光発電はちっともエコではない」「地球温暖化の予想はどれも外れている」など、なるほどなぁ…と思う内容は少なくなかったです。
ただ、ぼくはこの「SDGsの大嘘」も、すべてを鵜呑みにするのではなく批判的な視点も忘れずに読まなければならないと思いました。SDGsを盲信するのではなく、自らの判断で「SDGsの賛同できる部分を実現していく」ことが大切なのだと思います。自分の頭で判断して、自分として何ができるのかを考えることが重要なんでしょう。あぁ面白かった!