タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

ボクの土手ラン10kmコース!

2023年10月25日 | 健康・スポーツ・生涯学習

小春日和っていうんでしょうかね。今日は暖かで穏やかな秋の1日でした。ちょうど仕事のキャンセルが入ったボクは、「こんなお天気はもしかしたら今年最後かも!」と思い、溜まっていた代休を時間単位で取得して、職場からの帰りに信濃川の土手をランニングすることにしました。

「おはようマラソン」などで走る7kmコースではなく、ちょっと長めの10kmコース。ボクのお気に入りのコースです。今日は1kmあたりのタイムを6分半に抑え、ゆっくりと穏やかに秋の信濃川を味わうようにランニングしました。では10kmコースのスタートです。

はい。これがボクの10kmのランニングコースです。信濃川にかかる4本の橋(上流から長生橋、大手大橋、長岡大橋、蔵王橋)の区間を大きくまわるコース。渡る橋は蔵王橋と長生橋です。

まずは上の地図の緑色のマーク地点(アピタの少し手前あたり)をスタートし、信濃川の左岸(西側)を日赤病院の方向に走ります。

あら。日赤病院の手前で、ドクターヘリに遭遇しました。ちゅうど病院のヘリポートから離陸するところでした。ここからしばらく行くと、長岡が生んだ偉人、この人の銅像が見えてきます。

はい三島億二郎。北越戊辰戦争で疲弊した越後国長岡の復興と近代化に尽力した、「復興の恩人」です。ここから長岡大橋の下をくぐって、左岸の土手を蔵王橋方面に向かいます。

お天気がよく、青空と白い雲の下をのんびりと走る。気持ちいいですね~。そうこうするうちに、蔵王橋に到着しました。

信濃川にかかる橋の中では、長生橋に次ぐ歴史の古い橋です。川西の江陽地区と川東の北長岡地区を結ぶ橋ですね。高速道路の長岡北スマートインターができてからは、インターにもっとも近い橋として市民に重宝されています。

はい。このガスタンクで蔵王橋を渡り終わり、信濃川の左岸から右岸にきました。この北長岡地区一帯は、長岡市の中でも工業地帯ということで有名です。日本精機、北越メタル、大原鉄工など、大きな工場もたくさんあります。

このボクのお気に入りの10kmコースの中で、信濃川右岸の蔵王橋から長岡大橋までの土手道が、唯一歩道が整備されていない地域になります。あまり自動車の往来は多くありませんが、それでもランナーとしては気を遣います。しばらくこの土手道を走ると、左側に石碑が見えてきます。それがこれです。

俳人であり書家でもある良寛和尚と彼を支えた貞心尼。この2人にまつわる文化遺産は県内各地にありますが、ここに建っているのは貞心尼の歌碑です。貞心尼は長岡藩士の娘として生まれ、17歳で小出の医師に嫁ぎます。しかし、離縁され、まもなく出家。その後、古志郡福島村(現長岡市)の草庵(閻魔堂)に住みました。この歌碑のある西蔵王からはそこまでは、約4kmほど離れています。この碑のあたりがちょうど10kmコースの真ん中、5km地点です。

さらに長岡大橋方面に進むと、ようやく歩道が整い、遠くに水道タンクも見えてきました。ですがこのコースは、いったんここで途切れます。支流の柿川が信濃川に注ぐ河口があり、土手道もそこで寸断されるのです。

それがここ、柿川水門です。少しだけ柿川沿いに下って柿川を渡り、また信濃川の土手へと戻ってきます。するともうすぐ長岡大橋です。長岡のランドマークである水道タンクも近くに見てきました。

手前の赤い鉄橋が長岡大橋です。ここから左手側から橋の下をくぐります。

右岸を長岡大橋から大手大橋に向かって走っています。水道タンクのある水道公園には、詩人・星野慎一の「信濃川」という詩碑があります。今日はこのあたりで近くの保育園の子どもたちが楽しそうに遊んでいました。

ここから大手大橋を横目で見ながら長生橋へと向かいます。本当は大手大橋の近くに「武士の娘(杉本鉞子)」の文学碑があるのですが、ボクは大手大橋の下をくぐるので、この文学碑はこのコースでは見ることができません。

大手大橋から長生橋に向かう右岸のコースには、こんな碑もあります。

海音寺潮五郎の「流域紀行」です。なかなか名文です。ちょっと疲れたので、ペットボトルの水を飲みながら読ませていただきました。

さらに長生橋に近づくと、今度は与謝野晶子の歌碑です。長生橋は現在工事中で、日中は車両通行止めなのですが、歩行者と自転車は通行可能です。あっ、もちろんランナーもOKです。

長生橋は風情がありますね。ボクはやっぱりこの橋が一番好きです。高校時代は毎日自転車でこの橋を渡って通学していました。長生橋を渡り終えると右に曲がって、川西地区の左岸を走ります。

いよいよゴールは近いです。まもなく左手に長岡市営陸上競技場が見えてきます。

左手の緑色のネットが陸上競技場の外野席と土手との境目になります。右側が大手大橋。向こうに小さく見えるビルは日赤病院です。ここから中央の道路下をくぐって最後の直線コースを走ります。

はい。無事に戻ってきました。左側の建物が日赤病院。スタート時にドクターヘリと遭遇した地点に戻ってきました。全10km。1時間ちょっとの心地よいランニングでした。Googleの衛星写真で見ると、こんなコースになります。

最近は昼間天気がよくても、夕方になるともう肌寒くなってきます。こんな風に好天の下で走れるのは、今年はもうないかもしれないなぁ…。そんなことを考えながら、昨日の夜の卓球練習に引き続いての今日のランニングで、多少の筋肉の疲労を心地よく感じています。

コメント (2)
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