昨日のルヴァンカップ決勝の熱戦から一夜明け、まだ疲れも抜けきっていなかったのですが、今日はボクの住むK町のS神社の秋季例大祭でした。町内会役員に割り振られた役割の中で、ボクはこの神社の祭礼関係を担当する文化部に所属しています。今日はその職責をまっとうするために、ビッグスワンで行われた「アルビレックス新潟・サンクスフェスタ」への参加をあきらめ、神社に詰めておりました。
14時からの例大祭開始の前に清掃や準備をして、宮司さんがお出でになるまでを整えるのが、ボクらの重要な任務です。ボクはこの仕事を担当するようになって4年目ですが、なかなか要領を覚えられません。今回も皆さんから教えていただきながら準備を進めました。それでも5月の春季例大祭に比べれば、お神輿もないし幟旗を立てる作業もないので準備は楽なんですけどね。
宮司さんが到着され、太鼓の合図で秋季例大祭の始まりです。
お祓いが行われ、奥の本殿の鍵が解かれ扉が開きます。年にたった2回開かれるこの本殿のさらに奥の院にはもう1つ鍵がかかっていて、そこは例大祭当日の今日も開きません。いったいいつ開くんですかね?そこに何が祀られているのかすら、ボクらも知りません。
はい。扉が開かれ、お供え物も設置し終えました。酒、塩、米、餅、魚、野菜、昆布、お菓子、赤飯、果物…。このお供えにも儀式があり、なかなか大変なんですよ。宮司さんからありがたい祝詞(のりと)が述べられましたが、ボクらには何だが意味不明。まぁ、そんなものですよね。
最後は玉串奉奠(ほうてん)です。参加した町内役員全員が、宮司さんから手渡された玉串を神様に捧げます(時計回りに180°回転ね)。まぁ今日のボクは、神様に「アルビのルヴァンカップ準優勝」の御礼をし、「わが家と子どもたち家族の家内安全」とともに「アルビのJ1リーグ残留」を祈願しました。
今日の「秋季例大祭」は宮司さんをお招きして、町内役員が参列するのみで行われました。まぁ町内の回覧板で「秋季例大祭のお知らせ」を町民各戸にお知らせしてはいますが、出店もなくイベントもなくお神輿も出ない「お祭り」ですので、一般町民の参加はゼロでした。まぁボク自身も町内役員になるまでの数十年間は、顔を出したこともありませんでしたのでね。文句は言えません。
「当たり前のこと」として毎年同じように行っているこの行事の、必要性や運営方法についても、しっかり考える必要があるのだろうな…とボクは思っています。もちろん「地域の伝統を守る」という大切な意義も、十分考慮しつつです。