タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

インスタントラーメン考

2023年09月25日 | 食いしん坊バンザイ

最近、ボクの行くスーパーのインスタントラーメンのコーナーで、「袋麺のエリア」が「カップ麺のエリア」に完全に負けている状況になっていることに気づきました。以前は間違いなく五分五分だったんですよ。ですが、最近は七分三分くらいでカップ麺が幅をきかせています。これがコンビニに行くと、もはや100対0の世界です。ついにスーパーのラーメン売り場も、コンビニ化してきたってことなんですかね。

ボクは決してカップ麺が嫌いってわけじゃないんです。お湯を注げば手軽に美味しく食べられるし、最近は有名店とのコラボ商品なんかもけっこうあって、本当に美味しいですよね。職場にお弁当を持って行かない時には、「カップ麺とおにぎり1個」で昼食を済ます時も時々あります。

ですが、やっぱりボクは「袋麺のよさ」も捨てがたいんですよ。小学生の頃に初めて食べた「ピヨピヨラーメン」に始まり、「チャルメラ」「出前一丁」「来来軒」「サッポロ一番」「中華三昧」と、それぞれの時代に食べたインスタントラーメンの味は、当時の思い出とともにボクの脳裏に蘇ります。

なんかね。カップ麺って、ボクは背徳感があるんですよ。「ただお湯を注ぐだけで食事にしていいのか?」って自問自答しちゃうんですよね。その点で袋麺は、ちゃんと別に野菜炒めを作り、お湯を沸かし、麺を入れてほぐし、卵を入れて…というプロセスを踏みますから、「これはちゃんとした食事だ」って思えるんです。自分なりのアレンジも加えられますしね。

学生の頃に好きだった「古井戸」というフォークバンドがあるのですが、彼らに「インスタントラーメン」という曲があることを思い出しました。Youtubeで検索したらヒットしましたので、貼り付けておきますね。知っている人は少ないだろうな。ボクは仲間と古井戸の曲をよくコピーしていました。ちなみに古井戸の仲井戸麗市(チャボ)はその後、忌野清志郎のRCサクセションに加わり、名ギタリストとして有名になりました。

インスタントラーメン

ちなみにボクが今、一番気に入っているインスタントラーメン(袋麺)はこれです。今日は仕事が代休で、女房は昼間出かけていなかったので、お昼はこれをいただきました。

「日清ラ王 担々麺」。これは美味いです。

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子どもたちの戦争 ~漫画家たちの戦争〜

2023年09月24日 | 読みました!見ました!

今日も金の星社の「漫画家たちの戦争シリーズ」の紹介です。未読の当シリーズもいよいよ残り少なくなってきました。今日紹介するのは、第2集の「子どもたちの戦争」です。

戦時中の子供たちにとっての戦争体験には、空襲から逃げ惑ったり、父親を戦場に見送ったり、食べ物がなく空腹でいたりといった、さまざまな過酷なドラマがあります。 また疎開生活は、子ども達にとっては大きな生活環境の変化です。特に親元を離れて子ども達だけが地方のお寺等で集団生活を送った学童疎開は、食糧不足、地元の子どもたちとの確執、家族と離れて暮らす寂しさ、家族の死の知らせなど、辛い要因がたくさんありました。

今回紹介する「子どもたちの戦争 ~漫画家たちの戦争〜」には、そんな子どもたちの目から見た戦争をテーマにした8編が収録されています。

では、収録作品を紹介しますね。

●ちばてつや:『屋根うらの絵本かき』
●巴里夫:『疎開っ子数え唄』
●永島慎二:『白い雲は呼んでいる』
●わちさんぺい:『荒鷲ゴンちゃん』
●小沢さとる:『少年マーチ』
●あすなひろし:『山ゆかば!』
●石坂啓:『八月の友人』
●弘兼憲史:『ストライク』

その中から、今回は石坂啓の「八月の友人」をピックアップします。

この物語は、戦時下の日本における「在日朝鮮人差別」を、子どもの視点から描いています。こういう悲しい過去があったことも、後世に伝えて学び続けていかなければなりませんね。

ボクも一定の年齢まで普通に使っていた「バカ○○○カメラ」という言葉が、差別語であると知った時には大きな衝撃を受けたことを思い出しました。

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ゴーヤがまだ採れています!

2023年09月23日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

家庭菜園で育てていた夏野菜はとっくに終了して、畑の片付けも完了したんですが、プランターで育てているゴーヤは、今も毎日収獲を続けています。今日収穫したゴーヤはこちら。

はい。今年育てているゴーヤは、小ぶりで丸みを帯びた「島さんご」という種類です。2人家族のわが家には、十分な収穫量です。って言うか、ほぼ毎日「ゴーヤづくし」の献立が続いています。

5月に種をポットに植えてから4か月。ほとんど肥料もやらないのに、よくまぁ今年も育ってくれました。今はこんな感じになっています。

10月になっても収穫できそうな勢いですが、どうなりますか?

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沖縄戦と原爆投下 ~漫画家たちの戦争~

2023年09月22日 | 読みました!見ました!

金の星社の「漫画家たちの戦争」シリーズも、ついに5冊目です。今回はⅡ期シリーズの第1集の「沖縄戦と原爆投下」です。

収録作品は、以下の6作品です。

●中沢啓治 『赤とんぼの歌』
●池田理代子 『真理子』
●川崎のぼる 『黙禱 初枝 ―その夏・8月9日―』
●水木しげる 『沖縄に散る ―ひめゆり部隊哀歌―』
●福本和也・原作 梅本さちお・画 『ああ沖縄健児隊』
●比嘉慂 『ワラビムヌガタイ ―子どもが語る―』

今回のシリーズは、広島・長崎の原爆と戦時下の沖縄を描いた漫画が収められています。戦争は一般の人々を巻き込み、その悲劇は後々まで引きずられています。原爆の漫画を描き続ける中沢啓治、少女漫画の世界で原爆の悲劇と社会を見つめることの大切さを訴える池田理代子、母親が長崎にいて原爆の地獄を知っていたという川崎のぼる、そして水木しげるや梅本さちおが描く沖縄戦。沖縄に住み沖縄の問題を描き続ける比嘉慂の「ワラビムヌガタイ」は、沖縄戦の頃の日本軍が地元民を苦しめた様子が描かれています。

その中から今回ボクが紹介する作品は、川崎のぼるの『黙禱 初枝 ―その夏・8月9日―』です。川崎のぼると言えば、ボクら世代にとってはスポ根漫画の「巨人の星」が忘れられない作品ですが、戦争をテーマにした作品も描いていたのですね。

原爆を扱った小説や漫画作品というと「広島の原爆」について描かれたモノが多いと思うのですが、この『黙禱』のテーマは「長崎の原爆」です。

24年間欠かさず長崎原爆の日・8/9に黙禱を捧げていた刑事には、長崎の地獄絵図の中で多くの人々から支えられた恩があった。その黙禱を遮られ、刑事は悲しい事件を起こしてしまう。しかし、その「黙禱の習慣」は、子や孫に引き継がれていく。

こんな感じの感動のドラマのマンガ化でした。作者の川崎のぼるさんは、長崎で多くの親戚を亡くし原爆の話を聞かせてくれた母親のために、この作品を描いたそうです。

この金の星社の「漫画家たちの戦争シリーズ」をブログで取り上げるのも、今回で5冊目となりました。全9冊のシリーズなので残りは4冊ですね。もう少しお付き合いください。

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教誨(きょうかい)

2023年09月21日 | 読みました!見ました!

柚月裕子さんの「教誨(きょうかい)」(小学館)を読了しました。やっぱり柚月さんの小説は面白い。ハズレがありませんね。彼女の小説は、先月読んだ「月下のサクラ」に次いで2か月連続です。いやぁ~面白い。


女性死刑囚の心に迫る本格的長編犯罪小説。幼女2人を殺害した女性死刑囚が最期に遺した言葉「約束は守ったよ、褒めて」。この言葉の意味するところは何か??

吉沢香純と母の静江は、遠縁の死刑囚三原響子から身柄引受人に指名され、刑の執行後に東京拘置所で遺骨と遺品を受け取った。響子は10年前、わが子も含む女児2人を殺めたとされた。香純は、響子の遺骨を三原家の墓におさめてもらうため、菩提寺がある青森県相野町を単身訪れる。香純は、響子が最期に遺した言葉の真意を探るため、事件を知る関係者と面会を重ねてゆく。(Amazonより)


なんとも重たくて辛い小説でしたね。ストーリーの先が気になって一気に読んでいまいましたが、気分は沈んでいくばかりでした。数年前(?)に秋田で発生した連続児童殺害事件がヒントになっているんですかね?。息苦しい地方の嫌な所、寺の住職も地域住民も、周りの人間がみんな嫌な人間に思えてきてしまいました。

人は誰もが、善と悪の両者を持っています。悪には先天的なものだけでなく、自分ではどうしようもない事情で、後天的に周囲の環境からそうなっていくケースもあるのだと再認識しました。しかも、どん底まで心が弱っている時ほど、悪を抑えねばならない状況になるのですよね。ところが、人間は弱い動物なのですよ。

そうなると、やっぱり周りの人間との関係は重要ですよね。「不幸な女性」の周りには、例外なく「ダメな男がいる」ってことも再認識しました。

まぁ、いろいろなことを考えさせられた小説でした。気持ちはスッキリしないけど、それこそが作者の柚月裕子さんの「ねらい」なのかもしれません。

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