タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

「積丹のほっけ」と美国ユースの思い出

2023年09月17日 | 食いしん坊バンザイ

中国が日本の海産物の輸入の全面禁止を実行して以来、わが家ではできるだけ日本産の海産物を購入して食卓に上げるよう意識して生活しています。でも、もっと全国的に「日本の海産物を食べようキャンペーン」を展開すれば、国内での消費が拡大して漁業関係者を支援できるんじゃないかな?って思っているのですが、まだなかなかわが家の近所のスーパーの品揃えには影響していないようなのが残念です。

そんな中、先日のこと。わが家に新潟日報を配達してくれるNICから、「北海道の海産物を購入しませんか?」というチラシが届きました。「こりゃ美味そうだ!」「日本の漁業振興のためにも注文しよう!」って、食いしん坊夫婦の意見は一致しました。で、注文した商品が先日北海道から届きましたよ。

はい、積丹(しゃこたん)のホッケと、氷下魚(こまい)の干物です。ホッケはボクら新潟県人にはお馴染みの魚ですが、氷下魚(こまい)はなかなか手に入らない珍味です。ボクも氷下魚を北海道で初めて食べた時には、「へぇ〜!美味いじゃん!人生初だ!」って感動した記憶があります。そもそも「氷下魚」を「こまい」って読めませんでしたよね。

はい。ホッケは早速焼かれて食卓に上りました。脂が乗って肉厚で、最高の美味さでした。日本酒が進みましたね。それに何と言っても嬉しかったのが「積丹(しゃこたん)産」の文字です。北海道の積丹半島。ここにはボクは特別の思い出があります。

ボクが大学2年生の夏(1978年)のことです。夏休み前のアルバイト料を手にしたボクは、大きなリュックを背負い1人で北海道を旅しました。周遊券で国鉄(JRじゃないよ)を乗り継ぎユースホステルを泊まり歩く。時には駅の待合室や駅前のベンチで夜を明かすこともありました。

約2周間の北海道1人旅はとても楽しく、訪れたそれぞれの土地で仲間もでき、本当に楽しい思い出がたくさんできました。特に宿として泊まった北海道各地のユースホステルでの思い出は尽きません。

それらの中でも強烈に楽しい記憶が残っているのが、積丹半島にある美国(びくに)ユースでした。積丹の海の美しさや海鮮に舌鼓を打ったこと、「夜の集い」でみんなでギターを弾いて歌った歌、仲良くなった仲間と一緒に余市のウィスキー工場見学で試飲して酔っ払った思い出…。40年以上経った今でも、美国ユースでの思い出はボクの記憶の中で色褪せていないのですよ。

「積丹のほっけ」を食べながら、そんな青春の思い出に耽っておりました。

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