タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

子どもたちの戦争 ~漫画家たちの戦争〜

2023年09月24日 | 読みました!見ました!

今日も金の星社の「漫画家たちの戦争シリーズ」の紹介です。未読の当シリーズもいよいよ残り少なくなってきました。今日紹介するのは、第2集の「子どもたちの戦争」です。

戦時中の子供たちにとっての戦争体験には、空襲から逃げ惑ったり、父親を戦場に見送ったり、食べ物がなく空腹でいたりといった、さまざまな過酷なドラマがあります。 また疎開生活は、子ども達にとっては大きな生活環境の変化です。特に親元を離れて子ども達だけが地方のお寺等で集団生活を送った学童疎開は、食糧不足、地元の子どもたちとの確執、家族と離れて暮らす寂しさ、家族の死の知らせなど、辛い要因がたくさんありました。

今回紹介する「子どもたちの戦争 ~漫画家たちの戦争〜」には、そんな子どもたちの目から見た戦争をテーマにした8編が収録されています。

では、収録作品を紹介しますね。

●ちばてつや:『屋根うらの絵本かき』
●巴里夫:『疎開っ子数え唄』
●永島慎二:『白い雲は呼んでいる』
●わちさんぺい:『荒鷲ゴンちゃん』
●小沢さとる:『少年マーチ』
●あすなひろし:『山ゆかば!』
●石坂啓:『八月の友人』
●弘兼憲史:『ストライク』

その中から、今回は石坂啓の「八月の友人」をピックアップします。

この物語は、戦時下の日本における「在日朝鮮人差別」を、子どもの視点から描いています。こういう悲しい過去があったことも、後世に伝えて学び続けていかなければなりませんね。

ボクも一定の年齢まで普通に使っていた「バカ○○○カメラ」という言葉が、差別語であると知った時には大きな衝撃を受けたことを思い出しました。

コメント (2)
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