タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

未来の戦争 ~漫画家たちの戦争~

2023年09月28日 | 読みました!見ました!

連日の「漫画家たちの戦争」シリーズです。なんかもう、一気にいっちゃいますよ。今回は第5集の「未来の戦争」です。

収録作品はこちらです。
 
●石ノ森章太郎:『くだんのはは』(原作・小松左京)
●星野之宣:『落雷』
●山上たつひこ:『地上』
●ひらまつつとむ:『飛ぶ教室』
●諸星大二郎:『百鬼夜行』
●松本零士:『THE WORLD WAR3 地球 THE END』
●手塚治虫:『山の彼方の空紅く』
●藤子・F・不二雄『ある日・・・・・・』
 
古い作品が多いのですが、内容は全く古びてはいないということが逆に恐ろしい感じがします。ロシアのウクライナに侵攻のニュースなどもあって、むしろタイムリーに感じるほどです。特に星野之宣の『落雷』なんてまるで映画になりそうなストーリーで、読みながら背筋がゾッとしましたよ。
 
 
これらの中から今回ボクが紹介するのは、”ひらまつつとむ”の『飛ぶ教室』です。『飛ぶ教室』っていうと、ドイツ人作家のエーリッヒ・ケストナーの児童文学小説として有名ですよね。ボクも子どもの頃に読んだ記憶があります。ですがこのマンガ『飛ぶ教室』は、これとはまったく別物です。
 
ある日突然、東京に水爆が落とされ、関東一円は壊滅状態となる中、たまたま核シェルターにいて生き残った新任の女性教師と小学生たち。放射能濃度が下がるまでシェルターで1カ月近く過ごし、いざ地上に出てみると、そこはまさに地獄絵図だった…って、こんなストーリーのマンガでした。
 

一人一人が出来ることは大してないのかも知れませんが、考えることはできます。子供向けのマンガですが、大人が読んでも十分に考えさせられる内容でした。漫画だから読みやすいし、いろんな人に読んでもらいたいです。

「未来の戦争」が、現実のものとならないことを切に願っています。

コメント
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