週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

初めての冬山 伊吹山

2013年02月12日 | 風景写真

 昨冬、高瀑をご一緒した後、KENさんから冬の瓶ケ森のお誘いがあった。その時は行ければいいな位の気持ちだったが、春に下見とアケボノツツジ撮影で白猪谷を登ってから、プランは実行に向けて進み始める。
201302100803_003_2  2月10日 6時出発。いつものようにコンビニで朝食を調達して、高速を西に進む。いよ西条ICで下りて、R194を南下、寒風山トンネルを通過してから、長沢ダム方向へ向かう。ダム湖に朝霧が立ち上るのが綺麗だったので、車を停めて撮影していると、その間に抜いて行く白い車があった。
 KENさんとの待合場所が近づいたところで、先行した車に追いついたが、寺川神社前から、林道に入っていく。私たちと同じ方向なので、同じ目的地なのかと思ったのだが…。
 待ち合わせより30分近く早めに着いたが、間もなくKENさんも到着したので、一緒に奥に車を進める。白猪谷バンガロー脇を通過して、吉野川源流登山口の付近で、先ほどの白い車が停まっていた。脇を抜けていると、車から降りた女性が手を振っている。takahamaさんである。takahamaさん夫婦とは、秋の白猪谷をご一緒する予定だったが、雨で流れてしまった。今回日程を合わせたわけではないが、偶然同じ日に登ることになった。
201302101050_010  林道終点には既に10台近い車が停められていた。並べるように停めて準備を始める。間もなくtakahamaさん夫婦も到着。チェーンを付けるのに停まっていたらしい。私もKENさんもスタッドレスなので、ここまで来るのに苦労はしなかった。
 準備を整えて、登り始めたのは9時40分。冬山とはいえ、最近の暖かさの為、雪は少ない。
 KENさんはゆっくり目のペースで登っていく。聞けば、汗をかかないようにとのこと。こちらも無駄な動きをしないように、ペースを合わせていく。
201302101134_014  11時 山荘しらさ到着。取りあえず荷物を置かせてもらうために中に入ると、昨夜泊まった方が、これから降りるとかで休憩中。山荘のマネージャーにコーヒーをふるまってもらって、昨夜からの状況を聞く。1月の中旬には1mの積雪があったそうだが、今はかなり溶けてしまっているとのこと。
 一休みを終え、山荘からすぐの伊吹山へ向かう。冬期通行止めの林道(車道)には、時折30cmの雪が積もっていたり、まったくなかったり。風のせいだろうが、これだけ極端なのは冬山ならではなのだろう。
201302101140_021  見事な青空の下、真っ白な雪道を歩くのは、とても気持ちがいい。
 木々が雪をまとっている。待機中の水分が風で木々に吹き付けられ、そのまま凍りつくのが霧氷。降った雪が木々に降り積もるのとは少し違うようで、この高度でこの氷の付き方は、霧氷なのだろう。霧氷を目近に見るのは初めてである。
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 木々の間から、石鎚や瓶ケ森を臨むシーンになると、集中的に撮っていく。中々イメージ通りにならないので、枚数が増えていく。
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201302101200_096_3    車道からそれて、伊吹山頂上へ。ここで昼食。KENさんがお湯を沸かしてくれたので、カップラーメンにお湯を注ぐ。こちらも湯を沸かす道具を持ってきてはいるが、KENさんは風覆いも持参しており、火力も強いので湧くのも早い。
 右の写真は食事前、頂上付近からのもので、遠くに西条の市街地が見えている。

201302101208_125_2  食事の準備中に、一人登ってきた。この方とは、白猪谷を登ってくる途中で会っている、車道ではなく、登山道を撮影しながら登ってこられたとのこと。今日は日帰りで、この伊吹山頂上が目的地だそうで、食事を終えると元来た道を下りて行かれた。
 食事の後、お湯でとかす甘酒をKENさんか出してれた。雪の中で甘酒、いい気持である。滝前での食事は、コンビニおむすびでも感動ものだが、もっと食事を工夫してもいいかなと思った。

 食事を終えると、よさこい峠方向へと降りる。
左の写真に見える白い点は、枝に着いた雪が風で飛ばされたもの。

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 反対側からtakahamaさん夫妻が登ってきた、我々とは逆のルートで伊吹山を巡っているようだ。お二人は日帰りなので、頂上まで登ったら帰るそうだが、来週高瀑で合えるかな。

 枝に着いた氷が融けてキラキラ光る。撮ってみるが、全く雰囲気が出ない。右の写真は焦点を変えて撮ってみたところ。これが一番雰囲気が出たかな。
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 4時過ぎに山荘に戻る。日没を撮るのが今回も目的のひとつ。
 石鎚頂上付近に雲がかかり、またこの時期では太陽の沈む位置も今一つだが、それもまた思い出。

 山荘の宿泊客は我々二人だけ。山荘は冬季営業はしていないのだが、予約すれば開けてくれる。準備してくれた夕食は、地鶏の鍋。KENさんが、マネージャーも一緒に一杯やろうと誘って、食事にお酒を楽しむ。酒を飲めない私だが、会話は楽しく、いつの間にか時間は9時を回っていた。
201302102150_372  夜中に出発するので早めに休むことに、明日に備え、持ってきた衣類を出し、ザックを詰め直している間、KENさんは、星を撮影していた。見せてもらった写真があまりに綺麗だったので、山荘から出て、三脚を据え夜空にレンズを向ける。寒さの為、短時間だったが、見事な星空に魅了された。右の写真、オリオンが写っているのがわかるだろうか。

 10時過ぎ、就寝。寝具が借りられるのでありがたいが、室内でも気温は低く、顔までもぐり込む。寝返りをうつのも寒いくらいの気温。やはり冬山は厳しい。

 つづきます。 

コメント (2)
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