高知城のしだれ梅がそろそろ見頃を迎えるかと思い、今週は高知城訪問を予定していたが、寒波のせいで開花が遅れていると、JJJさんがFBでレポートしてくれていたので予定変更。大豊町の福寿草を見に行くことにする。一昨日からの雪が残っていれば、面白い絵が期待できる。
先に備中池に寄り道。先週の雪景色を撮りに行けなかったのが残念だったので、こちらも残雪を期待していく。高松市内では雪は残っていないが、R438に入ると道路脇に除雪された雪が残り、道には凍結している部分もある。
備中池に到着すると、周辺には雪が残っているものの、中島には雪がない。先行者が一人、三脚を据えているので、挨拶してその脇に三脚を据える。日の出前に着いたつもりだが、すでに東の空は赤く染まった部分がある。
あかく染まった部分が上手く撮れなくて、設定を変えながらかなりの枚数を撮ってしまったが、それでも満足のいくものは撮れない。何とか雰囲気の出たものを数枚。
日が昇りきると、備中池を後にして大豊町に向かう。高速を使わず一般道を走ったため、R32からR439へと分岐するまで2時間近くかかった。
国道を逸れて山道に入ると、雪道に残った車の轍をトレースするように走る。民家の屋根や畑には雪が積もったまま。
福寿草の里まで後500mというところで、徳島ナンバーの車が停まっている。後ろに停め、降りて見に行くと、タイヤが空転して立ち往生している。離合不可能な細い道なのでかわしようもない。聞くとノーマルタイヤだそうである。この時期の山間部に無装備というのは無謀なように思うが、これは私個人の感覚である。
すぐに後ろの地元の人がついてしまった。その人たちが、斜面の土をタイヤの前に敷き詰めてくれたおかげで脱出できたのだが、脱出できたところで車を停めて礼をしようとしたため、再び止まってしまった。再び土を撒いて脱出するのを見送ってから車に戻る。手伝ってくれた方が「大丈夫か?」と聞いてきたが、「ああ四駆だね」と納得したようにうなずくで、「タイヤもスタッドレスです。」と応えて、こちらも出発。
駐車場につくと、先ほどの方がお礼にやってくる。こういう時はお互い様である。
駐車場には地元の方らしい車が数台と、先ほどの方のみ。雪が深いので長靴を履いて出発。遊歩道はしっかり除雪されていたが、所々凍っているので、水の流れているところを選んで歩いたりした。福寿草が咲いているはずの斜面は厚い雪に覆われ、花は全く見えない。雪間に咲く福寿草を期待してきたのだが、これは雪が多すぎる。上の蛇躰神社まで福寿草を見ることなく到着。神社前で少し雪かきして花を見せてくれていた。
降りていくと、一部雪かきして花を見せてくれている場所があった。観光客が来たので、少し花が見えるようにしてくれたらしい。せっかくなのでマクロレンズに付け替えて撮影。
思った以上に気に入ったものが撮れたので、満足して引き上げる。とはいえ、もっといいものを撮りたい気もあるので、状況によっては再来週に訪れてみたいと思った。
上がってくる車もあるので、下りるのにも結構時間がかかった。ただでさえ狭い山道に雪が残っているのだから当然だが、一度閊えるとすぐ後ろに数台がつながってしまうので大変である。何とか山道を降り、国道に戻るとやはりほっとする。時間はまだ昼前だが、南大王の福寿草の状況を調べているときに見つけたある記事を確認するため、そちらに向かうことにする。
つづきます。