またしても雨模様。けれど三角寺にはそれもいいかも・・・と思いつつ。先週同様、早朝に三角寺を訪れる。
少し煙った感じがいいなと思う。寺門をくぐってすぐの桜がまだ残っているのもいい感じったが、今日のメインは本堂脇の桜
散り始めのようだが、とてもいい雰囲気である。結構うまく撮れたかと思っていたのだが、後から見ると無駄なものが結構入ってしまっている。作品になるような構図は難しい。
雨のおかげで人が少なく、静かな雰囲気を堪能した。
30分程滞在して、三角寺を後にする。今日はもと来た道を戻り、県道5号で堀切トンネルを通過してR319を経由、堀切峠の分岐を越えたところで国道を逸れて細い山道を進む。ほとんど離合不可能は細い道を進むと、結構民家があるのに驚く。約2km進むと、道脇にお目当ての看板。目的地の「馬場の桜」である。
斜面を登ると開けた畑となり、畑の中をしばらく進んでやがて見えてくる木立をくぐると、鉄塔を脇に見事な桜。
天候が悪いので今日は場所確認程度のつもりで来たのだが、一目見て圧倒された。ガスの中に浮かび上がる桜の雰囲気を出したかった。少しは雰囲気が出たように思う。
ここはへんろ道が交差しており、反対側から、霊場巡りの方が歩いてきた。monbellのウィンドブレーカーを羽織ってコンデジで桜を撮りながら、「すごいですね」と声をかけてくる。「聞いていた以上です」と返した後、その方はへんろ道を下っていく。後で気づくのだが、車道を串刺しにするように、へんろ道は急な斜面を下っていくようだ。
アップで見ると、この桜は花弁がとても小さい。マクロレンズを持ってこなかったことを少し後悔しながら、300mmの最大望遠で花のアップを狙ってみた。
この桜は、山道の行き止まり近くにあり、訪れるときには、離合の難しさを覚悟しなければならないが、毎春訪れたくなる桜がまた増えた。
下の写真は、山道を降りてくる途中の光景。新宮ダム湖川の風景だが、人工物が入らないようにいろいろやってみても、どうしても入り込んでしまう。
まだ昼前だが、今日はこれで終わることにする。以前から訪れたかった二つの桜を見ることができ、とても満足のいく遠征であった。天候に恵まれなかったにも関わらず、ともに圧倒される見事な桜だったので、また来年以降、再訪することになるだろう。