今年は桜の開花が遅い。例年ならソメイヨシノが散ろうかというこの時期、まだ見頃を迎えていない一本桜も多い。行先が絞られる中、雨上がりで霧が期待できるひょうたん桜へ。
早朝5時前の出発時には雨。高知に向かう高速ではトンネルをくぐるごとに天候が変わる。明るい場所では青空が広がり、霧の出る余地はない。もっと早く出るべきだったと後悔しつつ、7時にひょうたん桜に到着。
既にかなりの数の車が停まっており、ポイントでは10人以上のカメラマンが待機。一昨年の霧が濃い日でもこれほどのカメラマンがいなかったのだが、今年は開花が遅かったせいだろうか、早朝にしては多いカメラマンである。
端っこに三脚を据えさせてもらったが、期待の霧は出そうにない。曇天モードにしてピンク色を濃く撮ってみる。「この時間、この天候でないと撮れない色がある」と話しているカメラマンがいたが、撮ってみるとその通りだと納得。
一時間ほどで撤退して次の場所に向かう。大渡ダムを通過して、市川家へ。
何度来ても、ここの桜を綺麗に撮れない。未熟!
続いて中越家。
さらに大石家。
広い方の道を下って面河第三ダムの前。
そのまま大渡ダム湖畔を走る。この頃には青空は無く、曇り空の下での撮影。
曇り空での撮影は、色合いが微妙で面白いのだが、今回は湖面に反射する光を撮ってみたかったので残念。
ダム湖に流れ込む無名滝。
対岸から見る見残しの滝。
大渡ダム公園近くにある船野のひょうたん桜。ここを取るときはいつも曇り空で、まともに撮れたことがない。今回は下から見上げて。
いの町まで戻って枝川公園。ここに三滝桜の子がいるのだが・・・。今年も遅かった。
薄紅千人桜は残っていたので、ここでの一枚はこの写真、
もっと晴れるかと思っていたが、ほとんどが曇りだった。
雨・霧を期待していたので、ちょっと期待外れの桜めぐりだったが、曇り空の下でも結構お気に入りが撮れたので良しとしよう。