週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

ホウデンの滝 秘境の滝は危険な魅力

2011年05月04日 | 自然写真 滝

今日は久々に本格的な滝訪問。今回は那賀町・ホウデンの滝。隣の谷にあるボタモチの滝と並んで滝王国・木沢村でも屈指の名瀑とされる滝だが、場所やルートが判らず、未訪瀑のままだった。というのも、滝のあるホウデンの谷は険しく遡ることが困難なうえ、回り込むルートにはかって吊り橋があったものの今は消失してしまっている。ボタモチの滝はちょうど二年前に訪問しているので今年こそはと「阿波名滝」の桂さんにお願いしてデータを頂き、今回のトライとなった。

朝6時過ぎに出発し、徳島市・阿南市経由で那賀町へ。途中道路から見える「五郎谷の滝」「嫁ケ滝」の水量が少ないのを見て、先日よりの雨がこちらには降っていないのかなと思ってしまう。10時前に目的地到着。今回はリュックに機材や昼食を詰め込み、三脚を取り付ける。GPSも準備し、靴は当然登山靴。

201105041105_1_3 渡河するポイントを探すのに手間取ったせいもあり、吊り橋のあった場所を見つけるのに1時間近くかかってしまった。右の写真は崩れ落ちた橋の残骸らしい。橋から続く通り道に取り付いたのは11時。急な斜面を折り返しながら登っていく。

201105041131_2_2 道が明瞭なのはいいのだが、崩れていたり倒木があったり。特に崩れた場所は上から流れ落ちてきた土砂が表層にあり、不用意に進むと足場ごと崩れ落ちる。落ちた場合は数十メートル下の谷底まで一直線・・・だから這うようにして慎重に進む。

歩き始めて約1時間後。ホウデン谷にたどり着く。ほとんど登り道だったにもかかわらず、険しい谷は標高730m地点で道と合流する。二つの流れがここで合流しているようだが、西側の流れに滝が見えるので少し遡上する。

見えてくるのは「ホウデンの滝下一の滝」。今回は水量が少ないようで、また倒木のせいで美観を損ねている。とりあえずここでコンビニおむすびと熱いお茶で昼食。やはり滝前での昼食は最高。201105041245_3_4

201105041305_5_5 写真を撮りながら、岩を這い上ると、上のほうに滝の一部が見える。あれがホウデンの滝らしい。装備を片づけ、左岸の岩とがれきの斜面を這い上る。すると徐々に見えてくる。

これがホウデンの滝。水量は少なめのようだが、優美な姿は評判に違わぬ美しさ。

201105041324_6

201105041344_8

気がつくと午後2時。帰る時間を考えるとタイムアップ。少し下流の「下二の滝」や、東側の支流も見てみたかったが、次の機会にするしかない。装備を片づけ、帰路につく。荒れた道は下りのほうが危ないので、行きよりも慎重になる。

201105041531_10 車に帰り着いたのは3時。汗で濡れた服を着替え、急いで出発。帰りはR193で雲早越え。途中、大轟の滝でやはり停まってしまった。

数枚撮って、すぐ出立。神山町・吉野川市を通過して、ノンストップで6時前に帰宅。

走行距離273km。8,769歩。

普通に歩いたわけではないので、歩数以上に体に負担がかかったようで、すでに筋肉痛が始まっている。明日はおとなしくしているしかないようだ。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日はお休み気分 | トップ | 身近な風景 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
メール有り難うございます。阿波名滝の毛面です! (毛面)
2011-05-09 19:46:52
メール有り難うございます。阿波名滝の毛面です!
お疲れ様でした。ホウデン長いこと行ってませんが、yamtoさんの素晴らしい写真を見て、恋しくなってきました。けどここんとこ眩暈が酷いので、危ないことになりそう・・・。新緑の滝が好きなので、そろそろ現場復帰したいのですけどねぇ。どうなりますやら・・・。
返信する
毛面様 ハンドル名を変えられましたか。訪問いた... (yamto)
2011-05-10 21:59:15
毛面様 ハンドル名を変えられましたか。訪問いただきありがとうございます。いつも情報を頂くばかりで申し訳ありません。
新緑に滝が映える季節です。早く回復なさって、どこかでお会いしたいものです。今後ともよろしくお願いします。
返信する

コメントを投稿

自然写真 滝」カテゴリの最新記事